消えない 【切】 ページ6
＿＿＿ 『私ね、結婚するだぁ』
前に座っている私の友人、リリアがミカサ、アルミン、エレン、ジャンがいる前でそう口にした。
思わず持っていたスプーンを皿へと落としてしまいカシャンっと派手に音をたてる。
「え…結婚…？」
「うん！兵長が結婚しようって言ってくれて…。もう巨人も居ないし平和になったからするなら今だろって。嬉しくて…一番に伝えたかったの。」
ニコッと笑い言うリリア。
その反面、エレン達は戸惑いを隠せず黙ったまま。
ミカサは私の様子を伺うように背中に手を当ててきた。
私は心臓が酷く高鳴り嫌な音を響かせる。
どうしよう…私…酷く動揺してる…。
何故かというと理由は簡単だ。
私はリヴァイ兵長の事が好きだった。
どうしたら私を見てくれるか、目に入ってくれるか…
リリアと仲が良かった私はリリアに兵長が好きだと伝えると『協力する！一緒に考えよ？』って言ってくれてそこから色々考えてくれたりアプローチ方法を教えて貰って実行したりした。
どうしようって不安になった時、アプローチに失敗してしまった時必ず『大丈夫だよ。』『頑張って！応援してるから』って背中を押してくれていたというのに ＿＿ 。
そんな時、リリアから私を奈落に突き落とすくらい衝撃的な言葉が降ってきた。
『…私、リヴァイ兵長と付き合ってるの。』
『！…え…？いつ…から？』
『…Aがアプローチしてる時私もアタックしててそこから付き合うようになったかな』
＿＿＿ 何それ。
ショックと驚きと悲しみでいっぱいになって目の前が真っ暗になった。
兵長が選んだんだ、仕方ない。
頭でそう理解しようとしてもリリアのやった行動が一番辛くて腹が立った。
あれだけ応援してくれて、あれだけ背中を押してくれたのに ＿＿＿ 。
そんな悲しみの淵から私を引っ張って抱き締めてくれたミカサやアルミン、エレンもジャンも四人が居てくれたからリリアを恨むんでは無く応援しようと思えたんだ。
だけど…それからもまだ私の心の中には兵長への想いが残っていてなるべく二人を見ないように過ごしてきて…そんな私の気持ちを知っていてリリアは…
またこんな報告を平然としてくるのだ。
「っ…そっか。おめでとう。」
必死に笑って伝えるとリリアは嬉しそうに笑う。
「ありがとう！Aも好きな人出来るといいね」
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ミント(プロフ) - 〇〇さん» コメントありがとうございます！甘く溶かされて…は別サイトで続きを書いています。別サイトはボードやメッセージ等で教えます(><) (2023年3月15日 17時) (
レス) @page29 id: 55ce47ac11 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇 - 甘く溶かされて…のやつはいつでしょうか (2023年3月15日 12時) (レス) @page29 id: f0ee455632 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - Pppppさん» 遅くなってしまいすみません。ピンク編のですね！まだ執筆中でしてもう少ししたら公開する予定なので少々待って頂けたら嬉しいです(><) (2021年2月18日 0時) (レス) id: 1aff05f247 (このIDを非表示/違反報告)
Ppppp(プロフ) - ミントさん» ハンジの妹が…のピンクのやつです！お早い返事ありがとうございます。 (2021年2月17日 1時) (レス) id: efeec4cc5d (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - Pppppさん» はじめまして！コメントありがとうございます。パスワードの掛かってる小説ですがどの小説のパスワードでしょうか？題名を教えて頂けると嬉しいです！ (2021年2月17日 1時) (レス) id: 1aff05f247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆ミント☆ | 作者ホームページ：http://s.ameblo.jp/mnto09
作成日時：2020年5月9日 11時
