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今日は学生や社会人にとってようやくと言える日曜日の休日。


雄英高校1年A組の寮では、朝食を終えた生徒達が疎らに共同スペースに集まっていた。


「そういや、爆豪来てなくね?」


思い出したように言うのは爆豪の友人である切島鋭児郎。
歯を磨きながらソファーに手をかけ、横に座る上鳴電気に確認を取った。


「言われればそうかもなー。でもアイツ結構起きるの遅せぇじゃん」


「休みだから気兼ねなく寝坊できるんだろ」


上鳴に賛同する瀬呂範太はおもむろにテレビのチャンネルを切り替え、気になる番組を探す。


言い出しっぺにせよそれほど不審にも思わなかった切島は「ありえるな」と頷いてすぐに納得してしまった。


そのやり取りを見ていた共同スペースに集まるメンバーも、さほど気に止めていない。


爆豪のことになると過剰反応する緑谷出久さえ、その話題に耳を貸さなかった。


「ね、デクくん」


「何?麗日さん」


「デクくんって髪長い子か短い子、どっちがタイプ?」


それぞれの会話を繰り広げている最中、ようやく部屋から出てきた彼が入口の影を帯びて現れる。


その後ろに誰かをつけながら歩いてきているのを、そこにいる誰もが気がつくことはない。


「えー、どっちだろ…。んん…。似合ってればどんな長さでも構わないかなぁ」


「へぇ!でもデクくんって髪長い子に惹かれそう!」


「そ、そうかな…。あ、でも確かに………」


一番最初に気づいたのは緑谷だった。


入口と向かい合わせに置かれたソファーに座っており、食堂に入っていった爆豪の姿を捉えると口を閉じた。


「…デクくん?」


緑谷の視線の先を、同じように麗日お茶子も辿った。


するとそこには爆豪の隣でオレンジ色の髪を揺らす少女が楽しそうに笑っており、鬱陶しそうに顔を歪めながらも決して追い払おうとはしない彼に二人して顔を見合わせる。


動揺を隠せない緑谷と麗日の様子に気づいた上鳴が「どうした?」と声をかけた。


「かっちゃん/爆豪くんが知らない女の子誑かしてる!」


その声は食堂までしっかりと響いた。


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りと(プロフ) - KoKoRuさん» そうなんです、爆破だからもっと爆発的なイメージを持たれてしまうかな、と思って描かせていただきました。参考になったならとても嬉しいです!(´˘`*) (2018年1月22日 19時) (レス) id: 2e41884d99 (このIDを非表示/違反報告)
KoKoRu(プロフ) - なんかイメージよりフワフワした感じだけど、こっちの方が可愛いと思うので参考にさせていただきます! (2018年1月21日 22時) (レス) id: 43321ef465 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りと | 作成日時:2017年12月24日 21時

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