自分で考えた答え ページ34
貴方「……」
雲「……」
私達、沈黙。の間も、チラと見ると恭弥は首筋まで真っ赤だ
……いや、まさか
告白されると、思ってなかった…！！！
私はてっきり「僕の好きはそういう思いじゃなかったんだけど…？」とか、言われるかと！いくら桜子ちゃんでも！そういう未来もあるわけで！
さっきの告白を思い出して、鼻血が出そうだと思った。ティッシュ、持ってこようか…
そう悩んでいると
雲「…ねぇ」
恭弥が話しかけてきた
貴方「う、うん！！？」
雲「…Aが、言おうとしてたこと、なんだったの…？」
…え、言う？言わなきゃダメ？告白だよ？言っちゃえばムードないよ、今？
貴方「あのーそのー」
雲「…」
あっダメだこれ、聞く体制だぁ。逃がしてくれそうにないや。
私は息を整え、言おうとしていたことを喋る
貴方「私はね、家族が大事なの。家族が絶対の愛情表現とすら、思ってる節がある、かもしれない。だから…
好きな人を、恋人のランクに下げることは出来ない！」
雲「…え？」
貴方「だって、私の親は恋人をすっ飛ばして家族になってるんだよ！？これってもはや遺伝だと思う！諦めてほしい！だからね、恭弥！」
気圧されたように、恭弥はその黒水晶のような目を見開いている。私は恭弥の手を、漫画でしか見ないような取り方で取った。
貴方「私の、伴侶になってほしい！」
雲「………は、んりょ」
うぅ、赤面に今の言葉が幼児さが増して可愛い…っ！！鼻血がでそうな悩殺級の可愛さ…！
貴方「そ、そう！恋人に落としたくないけど、もう私もただの弟や子供として見るのは難しい。だったら、伴侶になろう、恭弥！私、貴方のこと好きなの！
ま、まぁ…まだまだ猫達としての好き、も大いにあるんだけど…でもね、本当に貴方だけ好きなのも本当で「A！」へぁいっ！！」
倉庫で見つけた時の暗くて怯えた目はまるでなく、恭弥はきらきらとした愛らしい目で、此方を見ると、華のように微笑んだ。
雲「僕も…僕も。なりたい、君の…特別な、家族。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雛。(プロフ) - 黒猫♪♪さん» 黒猫様、ごめんなさい…(´･ω･`)前回の更新からだいぶ間が空いてしまいましたね…気を付けます (2018年12月24日 9時) (
レス) id: f844b188b2 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - 待ってました！更新ありがとうございます！！ (2018年12月20日 10時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - 過去を持ち込んでくるとはｯ!!本当雛様神……これからどうなるのか楽しみにしてます！ (2018年8月23日 19時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
雛。(プロフ) - 黒猫♪♪さん» 雲雀さん小さい頃の旅行の時、夢主とやった約束をずっと守り続けていたのに夢主自体がいなくなってしまって迷子のような気持ちですね…(´・ω・｀) (2018年8月23日 18時) (レス) id: 420098c989 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - あぁぁぁ！！ひばりさーーーーーーん！！！！！ (2018年8月22日 7時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：銀条雛
作成日時：2017年8月12日 23時
