この、ガキが スクアーロ視点 ページ38
貴方「(タタタッ)きゃー！迷うーなにこれー！」
カ「A姫、そう走るからわからなくなるんですよ！もっと落ち着いて行動というものを…(ぽすっ)べ、ベルさん！？」
ベ「(ぐりぐり)ししし、いーんだよ、姫はアレがデフォルトなんだから」
………
…とても、服にベットリとついた血とは無関係のような笑み浮かべやがって
どう考えても、アレは殺した時しかつかない血のつき方だ。血の池を歩いた証拠に、足も乾いた血が張り付いている
貴方「ベル君ベル君！見てみて、ここに日本語で“ゆ”って書いてあるー！」
……まぁ、それだけ見込みがあるって事だが…
ベ「おっ本当だ、でも“ゆ”ってなんだ？一文字だけとか…もしかしてトラップとか？」
………だがよ……
どうにかなんねぇのか、この緩んだ空気はよ！！ここはいつもボスさんの殺気でピリピリしてる筈だぞ！？なんでここだけ日常系アニメみたいになってんだ！
ス「ここが風呂だ」
全「え！？」
ス「…日本の旅館では、よく“ゆ”って書いて風呂と読むんだぁ゛」
貴方「へぇ〜日本って面白いね！カーランちゃん、入ろ〜♪」
カ「はい、入りましょうっ」
酷く中途半端に短く切られたオレンジの髪の女は明るく笑って隣にいた女と一緒に入っていった
隣の金髪のガキは、その場に突っ立っていた
ス「…テメェは入らねぇのかよ」
ベ「あ？別に入るし。ただアンタに一言言っとくことあったと思ってな」
ス「は？」
ガキの顔だけが此方を向いて傾き、その動きで長い前髪の奥にある青い目が覗き、狂気の光が灯る。
その目は先程までとは全く違う、まるで…獲物を取られまいと威嚇する蛇のようだった
ベ「姫が気にしてないから許すけど、今度アンタが何かして、それが姫を泣かせたら…
その時は俺が殺すから」
ス「…ハッ、心配しなくても手なんかださねぇよ、王子サマ」
本当、生意気なガキだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雛。(プロフ) - Ａｏｈａさん» Ａｏｈａ様、コメントありがとうございます！面白く書けてて良かったです(*´ω｀*)更新頑張ります！ (2017年3月30日 3時) (
レス) id: 420098c989 (このIDを非表示/違反報告)
Ａｏｈａ - とっても面白いです。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年3月27日 12時) (レス) id: 5f124529f7 (このIDを非表示/違反報告)
雛。(プロフ) - 優さん» 優さんコメントありがとうございます(*´∀｀*)最近忙しいですが、完結はさせますのでお楽しみに〜 (2016年9月17日 8時) (レス) id: 420098c989 (このIDを非表示/違反報告)
優 - 更新頑張ってください！面白かったです♪ (2016年9月9日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - ベル君狂わせないとプリンスザリッパー誕生しないよどうしようとなって…あのベルくんに｜壁｜ω・) (2015年9月5日 9時) (レス) id: 420098c989 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：銀条雛 x他1人
作成日時：2015年3月23日 18時
