急激に展開が早いのは、作者がシリアス書けないから（キリッ） ページ20
そして、そんな恐怖と隣り合わせの一週間を過ごした。
ジル君……もう、私の知るジル君じゃ、ない。
いつも、私といる時にフワリと笑って、優しく頭を撫でてくれていた彼は、消えた。
代わりにいるのはーーー自分の事しか考えない、自分の思惑から外れたら排除する、堕天使。
怖い、という感情でいっぱいになって泣くと
「どうして泣くの」と撫でられる、冷たい手。
嫌だ、怖い、冷たい、恐ろしいーーーそして私の友人。
唯一の救いは、こんな時でもベル君だった。
急に部屋が出入り禁止になったのと、私の国の崩壊。
この二つが重なって、ベル君が毎日声を荒げて、ドンドンッと壁を思いっきり叩く。
でも絶望をさらに深く塗りたくる、カーランちゃんの声。
「やめてください、ベルさん。それになんになるのですか？彼女はいませんよ。」
いつのまに、王子はなくなったのだろう。
ううん、それよりも。彼女が楽にベル君の隣にうるのが羨ましかった。
そこに行きたい。この冷たくて、恐ろしい空間から抜け出して、ベル君に撫でてもらいたい。
その思いが強くなるのと比例する様に。ジル君も狂っていった。
髪を無理やり切られたのは最初の行為。でも最近…血を、吸うんだ。私の。
もうなんだろう、訳がわからない。対して美味しくないだろうそんなものっ！
そしてある日、ドアから漏れ出た、「ラジーー王ーー外ーー×月×日でーーね」
その一言で、私はその日に逃げ出してやろうと、心に決めた。
口が塞がれていても、手が拘束されていても、足がボロボロになっていても。
ただ、もう一度。ベル君の顔がみたい
姫、待ってて…！ ベル目線→←思うんだけど、作者シリアスかけないんだった
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雛。(プロフ) - Ａｏｈａさん» Ａｏｈａ様、コメントありがとうございます！面白く書けてて良かったです(*´ω｀*)更新頑張ります！ (2017年3月30日 3時) (
レス) id: 420098c989 (このIDを非表示/違反報告)
Ａｏｈａ - とっても面白いです。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年3月27日 12時) (レス) id: 5f124529f7 (このIDを非表示/違反報告)
雛。(プロフ) - 優さん» 優さんコメントありがとうございます(*´∀｀*)最近忙しいですが、完結はさせますのでお楽しみに〜 (2016年9月17日 8時) (レス) id: 420098c989 (このIDを非表示/違反報告)
優 - 更新頑張ってください！面白かったです♪ (2016年9月9日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - ベル君狂わせないとプリンスザリッパー誕生しないよどうしようとなって…あのベルくんに｜壁｜ω・) (2015年9月5日 9時) (レス) id: 420098c989 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀条雛 x他1人
作成日時：2015年3月23日 18時
