12話 ページ14
猫の刺繍もポイント高いしね…
「そんなに気に入って下さって嬉しく存じます。」
そんなこんなで、ばぁやちゃんと廊下デートをしてグラウンドへと着いた。
さっきより日差しが強い気がする。日向ごっこは好きだがこんな暑さだと日向ごっこなんて呑気に言ってらんない。
せみはみんみんうるさいしうざい。
「玲王お坊ちゃまお忘れ物です」
「おお!ばぁやありがとう!」
はあ、教室に行ったのは無駄足だったけどばぁやちゃんとゆっくりお話できたのは嬉しいかった。ちょっと感謝。
「では、私はこれで」
とばぁやちゃんが立ち去った、立ち去るばぁやちゃんに私は手を振った。ばぁやちゃんは優しく微笑んで手を振ってくれた。
「めんどくさーい」
と遠くから聞こえてきた、振り返って見るとでかくて白い人。凪だ、下の名前なんだっけ……
「凪!マネージャーにくらい自己紹介しろ!俺の幼なじみでもあるんだから」
と玲王と凪が私に駆け寄ってくる
「この白髪の女子が俺の言ってた幼なじみの花月 Aだ!」
2人並ぶと迫力が迫力してて、びっくり。玲王もそれなりにでかいが凪はそれ以上にでかかった。
「ほら、凪も挨拶しろ」
「ええ、えっと、凪誠士郎でーす……って隣の席の人じゃん」
一応顔見知り、喋ったことはないけど。てか、名前誠士郎なんだなんか意外(?)
「なんだよ2人とも知り合いか?」
私は縦に首を振った、玲王の宝物が凪か。とりあえず自己紹介っぽいのは終わったしゲームしよ、喋ってないけど。
「ほら、A他の部員にあんま挨拶してねぇだろ?行くぞ」
っと手を引っ張られた、立ちたくないし、ゲームしたいが一心でわざと手に体重をかけて回避しようとしたが玲王には効果はなく、力技では勝てなかった。体格の差って恐ろしい、私は大人しく挨拶して回る。
凪はさっき私が座ってた日陰のベンチでぐったり、スマホゲームをしているっぽかった
一通りサッカー部員の挨拶も終わった、私は名前把握だけをしたが部員はなんか全員気まずそうだった。なんで?
あとは部員全員はなぜかモチベが凄かった。玲王がまたなんか仕組んでるんだろうなと思いながら、日陰のベンチへと戻り、ゲームをする。
「ねぇ、聞いた?花月Aのこと」
「聞いた聞いた!玲王に無理やりお姫様抱っこさせた人でしょ?」
「ねっ、やばいよね。幼なじみだからって玲王様と距離近いし。なんなのw」
そんな、本人が聞こえる前で言うなよ、聞こえちまうじゃん。
???あれ
ちょっと待って
あれ
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咲夜(さくや)(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (10月5日 21時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます!そんなこと言われたことないのでとても嬉しいです!✨️ (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - らーさん» コメントありがとうございます!頑張ります!💪🏻⋆͛ (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!すみません!すっかり見落としていました、わざわざ伝えて下さりありがとうございます!✨️ (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - アルです!\(●°ω°●)/さん» コメントありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです😇 (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽんぬ | 作成日時:2023年3月18日 17時