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onenight love? ページ1

痛くて重い頭、男物の香水の匂い、感じる人肌。
いつもとは違いすぎる違和感を他所に重い瞼を開けた私は強すぎる朝日に目を細めふと先程の違和感を再度肌で感じ始める。
周りを見渡してみると明らかにいつもの私の部屋とは大違いである高級そうな家具達、何よりもふかふかのダブルベッドに寝ていた私はふと隣を見ると男らしき人物がすぐ側で寝ていた。


「……は?」


…いやいや、なんでここに人が?てかここどこ?え?これ人だよね?まさか男?なんで私裸なの!?昨日私何したっけ!?

いくら考えても理解できないこの状況に軽くパニックを起こす私はどうすればいいのか分からずひたすらに慌てていた。すると、私の物音で目を覚ました隣の人物がこちらをじっと見つめる。それに更に焦った私は心臓が鳴り止まないのを他所にとりあえずその人物を見つめ返した。

「え…っと、どちら様ですか…」

「えーオレの事忘れたの?」

いやいや、忘れたもなにも初対面です。こんな高級そうな所に連れ出しといて何を言い出すんだ。ていうか今オレって言った…?男?男なの!?
この収まらない心臓と思考がぐるぐると駆け巡る中私は何とか声を振り絞る。

「…ここ、どこですか?」

信じたくないこの状況が嘘だと思いたかった私は念の為に目の前の男にそう尋ねる。ドッキリだって言ってくれ。

「六本木のホテルだけど」

「……は?」

「昨日、可愛かったよ」

そう言い私の髪の毛を少し掬い上げ軽いキスを落とす彼から目が離せない。

「ま、まさかとは思うんですけど」

「んー?」

「…その、さすがにそういう事は、…してないですよね…?」

私は恐る恐る彼に尋ねる。ただえさえ有り得ないこの状況を嘘だと思いたかった私はうん、同じベッドで寝ただけだよ。という言葉を期待していた。

「えーホントに忘れてんの?」

その男はそう言うと上半身を起こし私を後ろから抱きしめ首筋にキスを落とした。
その行為に一気に顔に熱が溜まった私は真っ赤になり肩が揺れる。

「ご、ごめんなさい…記憶なくて…」

「んーまぁあんだけ飲ませたからな」

「の、の、飲ませた!?」

…な、何を?そんな疑問を他所に彼は抱きしめていた手の一方を背中へと移動させツーと背筋をなぞっていく。更に身体が反応した私を見て満足そうに笑った彼は唇を耳元へと寄せ、

「…昨日はきもちよかった、ね?」

と意地悪そうな笑みを浮べる。

どうやら私はこの見知らぬ男と一夜を過ごしてしまったらしい。

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イオ(プロフ) - 続き楽しみです!更新頑張って下さい!! (2021年9月5日 19時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
シーチキン(プロフ) - キュンッキュンッします!!更新楽しみに待っています! (2021年8月6日 7時) (レス) id: 05900c9320 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 灰谷兄弟好きなので嬉しかったです。続き楽しみにしてます。12年後の竜胆を作ってくれませんか? (2021年8月3日 4時) (レス) id: 87777bf704 (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - 最近軽く蘭に沼ったと思ったらまんまと足元すくわれましたね笑 これからも楽しみに応援してます!! (2021年7月24日 0時) (レス) id: 6987777c86 (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - 最近軽く蘭に沼ったと思ったらこの作品でどハマり…笑 これからも楽しみに応援してます!! (2021年7月24日 0時) (レス) id: 6987777c86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモン | 作成日時:2021年7月19日 0時

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