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1月8日。
朝早く、大船渡駅に向かうと、何度もお世話になっている朗希のお母さんや、野球部の同期の先輩など、何人も朗希とやり取りを交わしていた。
佐々木「あっ、A!」
佐々木母「Aちゃん!来てくれてありがとうね!」
「いえいえ!ちゃんとお見送りしたかったので!」
佐々木母「朗希、ちゃんとAちゃんにお礼伝えてるでしょうね?料理から手編みのマフラーから、何から何まで…」
佐々木「してるに決まってんじゃん笑 むしろ、感謝してもし切れないくらいだし笑」
なんか、人前で言われると、改めて照れるな。
佐々木「…あともうちょっとで出発かー。」
「あ、朗希!忘れるとこだった…これ、プロ入り祝い!」
佐々木「え、ありがとう…ははっ、俺と同じこと考えてたんだな、Aも笑」
「…へっ!?」
朗希は包みを受け取ると、全く同じ柄の包みを差し出してきた。
もしかして、あの時朗希が買ってたお守り、私へのやつだったの…?
佐々木「お、濃い緑の守袋だ。」
「中にはね、勝負に勝つ守札入れといたよ!」
佐々木「それは嬉しい笑 ありがとう。Aのは、大願成就守っていうやつ入れといた。」
「かわいい…!淡い水色の守袋だ!」
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あちゃごん - やばい...かっこかわいいとはこのことか...!最高な小説ありがとうございます!更新頑張ってください! (2023年4月5日 13時) (レス) id: 4dbfea730e (このIDを非表示/違反報告)
庄司靖(プロフ) - 最っっ高! (2023年3月29日 12時) (レス) @page7 id: e958ad6f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キース | 作成日時:2023年3月28日 23時