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家を出てからもだったけど、動物園にいる時も、朗希の人気はすごかった。
少年｢えっ!? あれ、佐々木選手じゃん！｣
男性｢佐々木くん！地方大会観てたよー！｣
女性｢これからも応援しとるからねー！｣
佐々木｢あ、ありがとうございます…！｣
｢ふふっ、流石だね、朗希。｣
佐々木｢地方大会終わってから、ずっとこんな感じだな…笑｣
｢プロ入ったら、もっとすごいと思うよ？笑｣
佐々木｢そうだね笑｣
｢2ヶ月後には、ドラフト会議だっけ？｣
佐々木｢うん。…すごい緊張すると思うけど笑｣
｢…2ヶ月って、あっという間なんだろな。プロ球団の入寮も、卒業式も…｣
佐々木｢…A？｣
あれ、なんでかな。
自分は大丈夫だと言い聞かせてたのに。
寂しい気持ちは、どうやっても消せない。
佐々木｢A、こっち向いて。｣
｢…ん？な、に…これは？｣
目の前にかざされていたのは、シャラシャラと涼やかな音を立てるブレスレットだった。
佐々木｢シーグラスっていう海岸で見つかるガラス片を、貝殻と組み合わせたブレスレット。お守りにあげる。｣
｢かわいい…ありがとう…！｣
佐々木｢喜んでくれて良かった。左腕出してくれる？｣
朗希の優しい手つきによって、左腕でシーグラスがキラキラと輝いた。
佐々木｢寂しかったら、これ見て元気出してほしい。俺も寂しいのは一緒だけど、もっと強くなって、絶対迎えに行くから。｣
｢…約束だよ？｣
佐々木｢うん、約束。｣
指切りげんまん、と口ずさむ朗希は、とても可愛かった。
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あちゃごん - やばい...かっこかわいいとはこのことか...!最高な小説ありがとうございます！更新頑張ってください！ (2023年4月5日 13時) (
レス) id: 4dbfea730e (このIDを非表示/違反報告)
庄司靖(プロフ) - 最っっ高！ (2023年3月29日 12時) (レス) @page7 id: e958ad6f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キース | 作成日時：2023年3月28日 23時
