49.*自律神経失調症(BLUE,YELLOW) ページ35
☆リクエストより
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青side
目の前に積み重なった資料。
デジタル時計が示す時間は、3:00。
幾ら生活リズムが狂った俺でも、日々の仕事で疲れた身体にこの量はきつい...
パラパラと捲っていけば、広がる「田中樹様」の文字。 「SixTONES」としての名前が見当たらない....
樹「....あいつら、元気かなぁ」
個人仕事が増えて、メンバーと会う時間が格段と減った。まして、このご時世。
サッと会うようなことも出来なくて、相当の間あっていない感じがする。
早く、寝室にいきたい...
自分を眠るモードにさせるために置いた、お気に入りのディフューザーの香りに包まれたくてしょうがない。
目が霞んで、もう老眼か!?なんて思ったけど、そんなことあるはずもなく。
オフでつける黒縁メガネをつけて、仕事に打ち込んだ。
最後の1枚に気づいて、うーんと伸びをする。
ちらっと目に入った時間は、5:00すぎ。
樹「もう、朝じゃん〜...寝させてよぉ..」
ここでの不満ぐらい許して?
ここまでぶっ通しよ...
裏返しになっていたレジュメを表にすれば、グループ仕事のもの。
各メンバーへのメッセージかぁ...
ジェシー。きょも。北斗。こーち。慎太郎。
見慣れてきたはずの文字が、嬉しくて俺の隠してきた寂しさを沸き立たせて。
1人ひとりに書いているメッセージが、ぐにゃぐにゃしてきた?
樹「え...へ、..ぁ.はっ!..なん、で俺..泣いてんだよ」
ポロポロ。
無意識に流れる涙を抑えようとしても、どんどん溢れてきてレジュメをふやけさせていった。
樹「....意味、わかんな....」
こんなに俺、泣き虫だった!?
止まらない涙を拭うために、洗面所で一気に冷水で顔を洗う。
樹「はは!!...ぶっさいく...」
三面鏡に映った俺の顔は疲れきって、痩けていた。
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作者名:みかん | 作成日時:2020年12月8日 0時