41.*熱性痙攣(BLUE,BLACK・RED) ページ1
☆リクエストより
main 青
sub 黒・赤
ノンリアル設定
(苦手な方は、ご注意ください。)
•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚
赤side
樹「けほ...じぇしゅにいにぃ..けほけほっ!」
小さな身体が抱えるには熱すぎる体温が籠った、ふわふわな手が俺に伸びてくる。
ジェ「樹、ジェスにぃにここにいるよ」
樹「...うん..へへっ..」
おでこに手をあててやれば、気持ちよさそうに大きな目を閉じた。
歳の離れた弟の樹が、熱を出したと連絡が入ったのは学校が終わってすぐだった。
朝は元気だったのに...
急ぎすぎて、保育園の公園ですっ転んだことは樹には内緒にしないと...
Hehe!!
恥ずかしいからね、かっこいいジェスにぃにで居たいからさ笑
先生から預かった樹は、苦しそうに荒い呼吸を俺の胸で繰り返して、かわいそうでかわいそうで、俺まで苦しくなってしまった。
パパに連絡したら、誤字だらけの返信があってさ、
とんでもなく慌てているのが分かって少し笑ってしまった。
ジェ「じゅりぃ...ごめんなぁ、にぃに何にも出来なくて」
けほけほと咳を繰り返す、樹の胸を摩ってやる。
俺の小指をぎゅうっと握ったまま眠る弟の姿に、愛おしさよりも苦しさが勝って。
もともと涙脆い俺は、弟にばれない事をいい事に....
ライオン柄のシーツに幾つものシミを作った。
565人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みかん | 作成日時:2020年12月8日 0時