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episode.4 ページ4
ナムは数秒、考え込んで
やっと口を開いた。
朝のこの時間に出勤しているのは
私とナムくらいのもので
今はフロアに私とナムの2人きり
RM「違う、従兄弟じゃないよ、」
人がいないせいか、ナムの声がよく通った。
「?じゃあ、お友達さん?」
'
RM「"恋人"なんだ、」
「え?」
RM「あの人と、ジンさんと付き合ってるんだ。」
"付き合ってる"
それが単に買い物に付き合うとか、
そういうノリで使う言葉とは
違う意味なんだと嫌でもわかった。
「そう、なんだ…」
RM「Aには、言えなかった」
"ごめん"
ナムの声が静かな空間にこだました。
ごめんの意味が分からないほど、
私も馬鹿じゃなかった。
そして、ずっと引っかかっていた違和感
"ジュナ"
キムさんがナムを呼んだ時の、あの呼び方
やっと思い出した。
ナムが以前、飲み会の時
恋人には自分をそう呼んで欲しい。
と、酔った勢いで私に漏らしたことを。
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作者名:破壊コアラ | 作成日時:2021年4月10日 20時