【おそ松さん】思い思われふりふられ【BL】

思い20「証明」 ページ21

トド松……

トド松、どこにいるんだ。


トド松はオレが見つける。

十四松も探しているみたいだがな。


オレは、トド松を愛している。


「すいません！ここら辺にオレと同じ見た目のピンクの服着た人来ませんでしたか？」

「えー見た？」

「さっきの双子じゃない？」


双子……？

トド松は一松といるのか？


それなら大丈夫なんじゃ…。


いや、駄目だ。

何があるか分からない。


「その二人どこに行きました？」

「ピンクの子は向こうに行ってましたよ」

「ありがとうございます」


礼を告げて走る。


ここでオレがトド松を見つければ、この思いの強さも証明される。

オレは、オレが好きなのはトド松だ。


___カラ松。


…っ違う。


遠くを見ると、人通りの少ない道に進む兄弟の姿があった。

赤い…？

いや、あれはピンクだ。


トド松。


追わないと。

追って好きって伝えなくてはいけない。


言葉にして伝えれば、それが本当になる気がする。

この揺れる思いもどうにかなる。


「トド松！！」


名前を呼んで、引き止めて

手を伸ばした。


「カラ松兄さん」

「見つけたぞ。ほら、みんなの所へ行こう」


「……やっぱカラ松兄さんが来ちゃったかぁ」

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