【おそ松さん】思い思われふりふられ【BL】

思われ10「消そう」 ページ11

唇と唇が重なり合う。

オレはおそ松とキスをしていた。


確かにオレはおそ松を愛していた。

キスもしたかったし、それ以上の事もしたかった。


だが……。


それとこれとは話が別だ。


「ふん！！」

「ぐっ！？……はっ？」


いや、なにはてなマークを浮かべているんだ。

トド松が出ていったんだぞ？

しかもチョロ松を連れて。


「オレではなく！！」

「おわ！？え、なに？第一声それ？」


一応第一声は「ふん！！」だ。

まぁそんな事はどうでもいい。


「なぜキスをした」

「したかっ」

「なぜトド松の前でキスをしたんだ」

「だから！したかったから！！」


よし、殴ろう。

いっそ殺そう。


「落ち着けカラ松！！兄弟同士でキスとかよくある事だろ？な？」


よくあっちゃ困るのだが。


そして時と場合によるだろ。

前は風邪移すために一松がしたんだ。


「オレがトド松好きなの分かってたよな？」

「えー？やー……知らない？」

「殺すか」

「えー！！待って！俺死んだら悲しむ！チョロちゃん！」


好きな人が死んだら悲しむのは当然だが。


チョロ松は別だからな。

あいつは確かにおそ松が好きと言っているが、それはおそ松がそうさせただけだ。


つまりやっぱおそ松は消すとくべきだろう。

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