標的32.黒曜生 ページ35
〜そのころツナは〜
ツ「おーい！フゥ太！返事してー！」
ツナは森の中を歩いていた。
ツ「(やっぱりさっきのとこ右だったかな・・)」
少し広い所に出たとたん、後ろで茂みのうごく音がした。
ツ「フゥ太！？」
しかしそこにいたのは、黒曜中の制服を着た男だった。
ツ「ひぃ！こ、黒曜生！」
あまりに驚いたのか、尻もちまで付いた。
黒「助けに来てくれたんですね」
ツ「えっ？」
黒「ありがとうございます。ここから一生出られないかと思いましたよ」
ツ「もしかして、あなたも人質に？」
黒「こんなところにまで助けにきてくださるなんて・・きっと、選りすぐりの強いお仲間が一緒な んですね」
ツ「いえ・・女の人とか、赤ん坊もいたりするんですけど・・」
赤ん坊がここにいることに、驚いているようだ。
黒「へえ・・戦うとすごく強いとか？」
ツ「まさか！赤ん坊が戦うわけないじゃないですか！
いや、実際に戦ってくれたらどれだけいいかと思うんですけどね」
その瞬間、黒曜生が小さく笑ったことに、ツナは気付かなかったようだ。
黒「じゃあ、間接的に何かをするんですね」
ツ「いや、詳しくは言えないですけど・・」
黒「なぜ」
ほんの少し、黒曜生の声が低くなった。
ツ「ああ！そうだ！雲雀さんっていう並中生がここｎ」
黒「今質問しているのは僕です。
その赤ん坊は、間接的に何をするんですか？
・・そうそう、もうひとつ・・今ここに、咲原Aという名前の女子が来ていませんか」
ツ「えっ・・」
黒「やはり・・いるんですね」
相手の前髪が風になびく。
ツ「(め、目が・・)」
ゆっくりと近づいてきた。
ツ「そ、そうだ！はぐれちゃったんで！みんなのところに戻らなきゃ！
友達とまた来ます！じゃあまた！」
慌てた様子で走って行った。
黒「クッフフフフ・・・」
千「やはりあの赤ん坊、アルコバレーノ」
黒「そのようですね」
そこにいたのは、柿本千種。
千「イタリア語で『虹』を意味するマフィア界最強の七人の赤ん坊・・・」
黒「あの赤ん坊がアルコバレーノなら、何か手の内を隠しているはず・・
それにもう一つのことも知ることができました。
咲原A・・・いや、シオン・ウェンディがここに来ているとは・・
クッフフフフ・・・」
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あんみっちゃん＠れもん(プロフ) - 鬼蕗六花さん» コメントありがとうございます！ お返事遅くなりすみません… コードネームですか！アイリッシュ、かっこいいですね…！ もしコードネームを使う場面が来ましたら是非使わせていただきます、ありがとうございます！ (2020年1月22日 0時) (
レス) id: 0243127d88 (このIDを非表示/違反報告)
鬼蕗六花 - コードネームはアイリッシュにしたらどうですか？ちなみにお酒です。 (2018年7月1日 13時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
シエル - スモーキング・・・・・・・ (2014年2月10日 21時) (レス) id: fd9759a04f (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - クオンさん、コメントありがとうございます！獄寺の通り名ですが、漫画では「スモーキンボム」ですが、アニメでは「ハリケーンボム」になっていたので、そちらを使いました！ (2014年1月7日 16時) (レス) id: 9244efac84 (このIDを非表示/違反報告)
クオン - この夢小説、面白いです。それと、<説明>の回の獄寺の通り名は｢スモーキンボム｣だと思うのですが… (2014年1月6日 4時) (レス) id: 2a7228abeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんみっちゃん@れもん | 作成日時：2014年1月1日 18時
