初恋 n×s ページ29
和side
櫻音祭を明日に控えた放課後のこと。
s「にのー、ちょっと遅くなるかも」
n「いいよ、教室でまってるから」
s「え、ほんと？」
n「うん。翔ちゃんと帰りたいし」
a「俺も翔ちゃんと一緒に帰るー！」
n「なんであんたが来るんですか」
a「ひど！」
n「まぁ…、この人と気長に待ってますから」
a「無視かよ！」
s「ふふふ、そう？早く終わらせてくるね」
n「うん」
a「いってらっしゃーい！」
翔ちゃんは最後の仕上げにと
一人、生徒会室に確認をしにいった。
教室で相葉さんとだらだら話をしていて、
話題は翔ちゃんのことになった。
a「にのさあ、告白しないの？」
n「…あの鈍い翔ちゃんですよ？
本気にしてくれませんって」
そう。
あの人は自分のことに鈍いのだ。
常識とかにとらわれやすいから頭も固いし。
前に翔ちゃんに好きだといったことがある
２人で相合傘なんてしながら帰っている時に。
シチュエーションは完璧のはずだったのだが、
a「あー、そーだね、前流されたんだっけ」
n「…思い出させないでください。」
a「あぁ、ごめんごめん笑」
あっさりと流されたのだった。
『えー嬉しいな、俺もにの好きだよ？』
と言ってニコニコ笑っていた。
間違いなく本気にしていない。
友達に好かれてるのが嬉しいって顔だったし。
俺の告白が性的な意味の方だとは
明らかに気づいていない様子だった
…苦い思い出。
a「この話はやめよっか」
n「…」
a「ねえにの、」
n「はい？」
a「翔ちゃんの仕事姿見たことある？」
n「いや？ないですけど」
a「俺もないんだよねえ、…見てみない？
翔ちゃんってすごいバリバリ働きそうじゃん？
なんか見てみたいなーと思って！」
n「確かに、そうですねえ、」
a「でしょっ、今から行こうよ！」
n「いや、でも邪魔したら悪いし」
a「大丈夫だよ、
ちょーっと覗くだけなんだからさ！
俺らの視線なんか気づかないよ、たぶん笑」
n「それもそうですね笑、俺も気になるし」
a「よっしゃ！レッツゴー！！」
n「いちいちうるさいなあ」
a「おい！」
そんなこんなで
急な相葉の提案により、
俺たちは生徒会室に行くことになった。
＊
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みかん。(プロフ) - ねこさん» 続きを更新いたしました！長らく更新をストップしていまして…すみませんでした泣 山の恋をぜひ見届けてやってください！翔さんsideは今の所出さない予定です…が、引き続き読んで頂きたいです！ (2016年10月9日 2時) (
レス) id: 42725152ab (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - 「ずっと」早速読ませていただきました。せつない（ ＴДＴ）続きはあるんでしょうか？翔くんsideも読んでみたいなぁ♪なんて(*´∀｀) (2016年10月8日 23時) (レス) id: e950cf5805 (このIDを非表示/違反報告)
みかん。(プロフ) - MAGNETさん» すみません長々と。（笑）こちらこそリクエストありがとうございました！ (2016年2月9日 20時) (レス) id: 9fa0d6f992 (このIDを非表示/違反報告)
MAGNET(プロフ) - ありがとうございました！ 凄く面白かったです。 (2016年2月9日 18時) (レス) id: 137588a919 (このIDを非表示/違反報告)
みかん。(プロフ) - MAGNETさん» ありがとうございます（＾◇＾） (2016年2月8日 1時) (レス) id: 9fa0d6f992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2016年1月3日 14時
