狼煙。【Undertale】

疲弊 ページ24

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とりあえずトマトケチャップを使ったナポリタン、ハンバーグ、チーズケーキを目標に作りだす。

一応手間はかかったものの、時間は昼食頃だった為ちょうどいいだろうと思いながらチーズケーキを冷蔵庫に入れる。

『あー、一応出来たんだが…味は保証できんぞ。』

何せ久しぶりに料理するもんだ、絶対的な保証は無理だろう。どこか麺が硬かったり、肉に火が通りきってないとかだったら直ぐに言ってもらおう。

「運ぶの手伝うぞ！」

『ありがとう、コケないようにな。』

「おぉッ！美味しそう！」

『あー…はは、まぁ、見た目だけと思ってくれ。』

実際に美味しいかと言われたら普通だろうし。ひどかったら不味いだろう。

「ん！いい匂い。」

「そうだな、美味そうな匂いがする。」

「あー、やっぱりオイラも食べる。」

『ふは、お好きにどうぞ。パスタのおかわりはキッチンのフライパンにあるから。チーズケーキは冷蔵庫の中段、後で食えよ。』

やったー！とフリスクとアンダインは子供らしくガッツポーズやら両腕を上げ、喜ぶ。パピルスも同様にそうだった。喜んで何より、といい自分も少量だがパスタをすくう。先程吐いてしまった為かあまり食欲がない。

「？それしか食べないの？」

『あー、腹が減ってないんだ。アルフィー先生のところで朝飯を多めに食ったからな。』

「そっか、ならいいんだけど。」

そう言いながら俺の顔をじっと見るフリスク。

『…、ん…、どうした？あ、ケチャップ付いてる。』

フリスクの口の端を見てみるとパスタの汚れが付いている。ティッシュを取って口元を拭き取るとありがとう、とニコリと笑った。

「ん、ううん、疲れた顔してるなって。」

『…あー、まあ、疲れは地上にいる頃からあるからな。これは俺の日常と変わんねえよ。』

体の疲労、空から爆弾が落ちてくる、肉片が地面に転がる、なんて日常茶飯事だった。それを受け入れている自分もいたのかもしれない。

まあ、完全にこの顔に出ている疲れは吐いたことによる疲れだろうがな。

「ごちそうさまでしたーッ！」

『はい、お粗末さま。美味かったか？』

「うんッ！すっごく美味しかった！」

『なら良かった、また今度になるが別のものを作るよ。』

やったーッ！とにぱにぱと花を舞わせ、食器をキッチンへと運ぶパピルス。ほんと背は俺よりも高いのに中身はまるっきり子供のようだ。

いや、俺の背骨が曲がっている分、あいつの背が高く見えるだけかもしれないが。









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