エンタメ ページ17
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「えーっと、関節の痛みとかはない?首とかも!」
『いや、痛みはないですね。何処かが痛むというより体がだるいというか、重い感じがします。』
項に手を回して触ってみても痛みは無い。アルフィーと呼ばれた人物はやはり人間の姿はしておらず、なんというか…まあ、人型の哺乳類の姿をしている。二足歩行みたいだしな。
「傭兵の敬語初めて見たんだぞ…。」
『当たり前だろ、研究者とかなら敬意を払わんと。』
「とりあえずっ!肉体疲労と貧血が原因だから…、しばらくここに居なきゃいけないけど…。」
『…あー、何か俺がいて問題が?』
「ううん、そんなんじゃないの。傭兵くんは何も悪くないんだけど…。」
なにか、まずいことでもあるんだろうか。
「大丈夫!ボクから兄ちゃんへ話はつけるからッ!アルフィーはかせの心配は解消されるよッッ!」
『………、なら、安心だな。』
サンズと何があったか知らないが、何かがあったかとは間違いない。いずれは知ることになるだろうから今は黙っておこう。
「うん…、じゃあ、ゆっくり休んでてねっ!またあとで食事を持ってくるから!」
そう言ってアルフィー…博士?さん?先生?は扉をくぐって出ていった。
「多分今頃アンダインとフリスクはサンズに叱られてるから安心してねッ!」
『なんにも安心出来ねえな。…あー、サンズにあんまり叱ってやるなと言っといてくれ。俺の危機管理能力の問題でもあったわけだからな。』
「うんッ!分かった!でもすぐに元気になってね!」
『お前がいい子にしてたらすぐに元気になってやるよ。』
そう言いパピルスの肩をポンポンと叩くとにぱっと笑って出ていった。
『…、後で博士に紙とペンを持ってきて貰えるよう頼むか。』
そう呟き、首をポキポキと鳴らしてベッドへ横になった。
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「ダーリン!食事を持ってきたわよ!」
『ありがとう。ついでにそのキャラも辞めてくれると助かるな。』
「そんなこと言ってたら視聴率が下がっちゃうでしょ!ほら、食レポ食レポ。」
『ぶち壊してやろうかオマエ。』
そう言いながら湯気を立てるコーンスープをスプーンで掬って飲む。トロリとして程よい甘さだ。
『ん、美味い。』
「ほら、心の中で思ってることを口に出そう!ほら!」
『耳元で喋んな。』
「そんな言葉喋っちゃダメだよ!この番組はキッズだって見れる全年齢対象の番組なんだから!」
『じゃあ深夜に流してくれ。』
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はしばみの揚げ物(プロフ) - お騒がせしました、作品シリーズ一覧から飛びますと下書きページに飛んでしまうのでしっかりと下から飛んでくださいな皆様(* 'ᵕ' ) (2021年10月30日 8時) (レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
はしばみの揚げ物(プロフ) - 真面目な話、割とバグらせちゃったから下のこの小説の続編を見るは押さないでね!バグって(自分の頭が)下書き&パスワードつけたまんまで忘れちゃった☆ URL貼っておくのでそちらから飛んでください…!お手数かけます!!アホ抜かしてすいませんしたぁ!!!!!! (2021年10月30日 0時) (レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
モブくん_通行人A(プロフ) - アッアッアッ無理ッッ好きッッッ (2021年10月29日 23時) (レス) @page50 id: f25d375883 (このIDを非表示/違反報告)
さき - いやぁ・・・!なんか、もうっ、すごいです!応援してます! (2021年10月29日 22時) (レス) @page50 id: d336e73bb4 (このIDを非表示/違反報告)
はしばみの揚げ物(プロフ) - モブくん_通行人Aさん» ありがとう、好ッッッ……(((( (2021年10月28日 6時) (レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:胃酸先生。 | 作成日時:2021年9月29日 16時