ダーリン ページ16
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「……にぇぇ!!そうだったの!!??」
「すまないな、…とはいえ出血が酷い。サンズの家まで運ぶぞ。」
そういい俺に手を差し出すアンダイン。
『…、ふ、はは、オマエ、まだまだだよ。』
そういい破けた袖の方の腕をグルグルと回す。
『フリスクが運び込まれた時、少し違和感を持ってな。フリスクの口角が少しだけ上がったように見えたんだ。だから絶対なにかを企んではいるなとは思っていた。』
「…だが…その血は?」
『輸血パックって知ってるか?血が足りなくなった時、人間で言うと貧血だ。そうなった時に体内に入れる、まぁ自分の血の換えのようなもの。』
「なるほどな…、」
『まぁ、どっちにしろ服は破けてるからな。1度家に帰らせてもらうよ。』
そういい立ち上がり、家の方へと歩き出す。
あぁ、だめだ。
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家に帰り、狸寝入りしてるフリスクの頭を撫でてパピルスの部屋に戻る。
『ッ、』
傷が開く前に包帯を巻かないと。
あのアンダインとか言う奴が単独で俺を驚かそうとした訳じゃない、フリスクだって吃驚させようと互いに協力したわけだ。
嘘をついてでも、傷のことは黙っていなければ。
『…あっ…、』
ぐら、と視界が揺れる。意識を保とうと、倒れないようにと踏ん張るほど頭が前後に揺れ、そのまま前へと倒れ込む。
あぁ、無理を言わなければ良かったかもしれない。けれど叱られるのはあいつらだろうしな。
ばか、しちまったなあ
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『…ッ、あ゙…』
目が覚める。見たことの無い天井の色をしていた。パピルスの部屋ではなく、病院のように無機質な壁がずっと続いていた。
「やーん!ダーリンが起きたわ〜ッ!!」
『…は?』
なんか、シンデレラのような格好をした…ロボット?箱型テレビのような物の左右から手が伸びている奴がきゃぴきゃぴとしながらこちらを見ている。
『…???』
「傭兵ッ!!無事なのかッ!!!」
『うるさ…、はぁ、病み上がりなんだからもっと静かにしろオマエら…。』
「そうだ、アルフィー呼んでくるよ。ダーリンが目を覚ましたよってね。」
そう言いドレスを脱ぎ捨て自動ドアの方へ走り出して行った。温度差激しすぎ。
『…なんだアイツ。』
そう、本当になんだアイツ、だ。しかもドレスは俺の腹の上に脱ぎ捨てたし。
「…着る?これ。」
『お前が着ろ。』
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メタトンの口調がガチわからん
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はしばみの揚げ物(プロフ) - お騒がせしました、作品シリーズ一覧から飛びますと下書きページに飛んでしまうのでしっかりと下から飛んでくださいな皆様(* 'ᵕ' ) (2021年10月30日 8時) (レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
はしばみの揚げ物(プロフ) - 真面目な話、割とバグらせちゃったから下のこの小説の続編を見るは押さないでね!バグって(自分の頭が)下書き&パスワードつけたまんまで忘れちゃった☆ URL貼っておくのでそちらから飛んでください…!お手数かけます!!アホ抜かしてすいませんしたぁ!!!!!! (2021年10月30日 0時) (レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
モブくん_通行人A(プロフ) - アッアッアッ無理ッッ好きッッッ (2021年10月29日 23時) (レス) @page50 id: f25d375883 (このIDを非表示/違反報告)
さき - いやぁ・・・!なんか、もうっ、すごいです!応援してます! (2021年10月29日 22時) (レス) @page50 id: d336e73bb4 (このIDを非表示/違反報告)
はしばみの揚げ物(プロフ) - モブくん_通行人Aさん» ありがとう、好ッッッ……(((( (2021年10月28日 6時) (レス) id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:胃酸先生。 | 作成日時:2021年9月29日 16時