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「じゃあ、俺やりますよ!」
「はい、お願いします!それとAさんですね!」
『はい。』
「じゃあ、8番と5番頑張ってくれ!まぁ、これで頑張ったらまたコックにも任命してやろう!
じゃあ、他は普通の食料と料理、頑張ってくれ!」
そういいステイサム看守は出ていった。あー、やっぱり優しさがちげえな、うん。リアム看守がどれだけ鬼畜か分かった瞬間だったわ。
「あれ、こんな優しかったっけ?」
「危ねぇ…危ねぇ、待って!僕「ピッケル」持って来てるからここ通る所…見られたらヤベぇとおもって!」
「バ〜カじゃ〜ん!」
『やば…凄いギリギリ攻める…アクティブ過ぎません…?』
そう言い一応投げて渡してもらい、私は普通に刑務作業をする。他の人達はちょくちょく脱獄の作業とか話をしてたけれど。
「いや、一応投げて渡したほうがいいんじゃない俺に!」
『そうですね、看守出ていったばっかりですから危険かも…。』
『…お、出来たかな?…うん、力のポーション。』
できたのは力のポーション。確か発酵した蜘蛛の目は8番さんが手に入れていたはずだ、7番さんと8番さんの下水が繋がれば簡単に発酵した蜘蛛の目を手に入れられる。
「いや俺…この…1つ不満があるとしたら…
何でニワトリはこの世界にいないのかなっていう…本当に…」
「まぁ、そうですね…」
「それに尽きるんだよな…」
「リストラされた!」
「その「発熱剤」っていうのがどうやって作るんだろうね?」
「う〜ん…分かんないですね…」
『今の所殆ど情報が無いですからね…。』
それにまだ船に行けるかどうか分からないんだ。抜け道が見つからない。あの柵、鉄格子を壊せられるなら無理矢理行けるんだろうがな…。
「で、その…」
「8番頑張ってるな!」
「え?」
『…ん?』
「6番も頑張ってるじゃないか!それに5番も!」
「はい!あえぇ!?どこから?
あ、そこか!」
『あー、上から見てるんですね?吃驚した…。』
「う、上から見てますね!看守塔?」
「ちゃんと頑張ってるみたいじゃないか!ちゃんと繁殖してから殺せよ!」
「はい、分かりました!」
まあ頑張ってくれ、と言い看守の声は聞こえなくなった。まさか遠くからでも監視してくるとは…、スピーカーを使うとは思わなかったな。
まあ確かに侵入者とか脱走者とか見つけるためにはスピーカーは必要か。
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作者名:胃酸先生。 | 作成日時:2021年6月17日 22時