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story25 ページ26

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『…さて、と。』

とりあえず皆さんが言っていた「透明化ポーション」を作るところから始めよう。

材料は分かってるから、どこかで調達をしないと…。

『あ、8番さん。ちょっといいですか?』

食材を取りに来た8番さんに声をかける。はい、はいと言ってこちらへ近づいて来た。

『えっと、「発酵した蜘蛛の目」と「金のニンジン」が欲しいんですけど…どこかで見かけたとかあります?』

「え?「発酵した蜘蛛の目」…、ダクトとかで拾ってきたのが確かあったと思う!「金のニンジン」も「金塊」があれば…。」

『…なるほど、了解です。ありがとうございます。』

「は〜い。

えっと、とりあえず、あの…明日のね、料理を…作っておかないと!」

確かに、9番さんが勘違いをして危うく食べられなくなる所だったからな。

「ね?どっかのバカは…どっかのバカはね?忘れてましたけど!」

「どっかのバカって言うの止めて?」

「誰、何て言えばいいの?何て言えばいいの?」

バカって言われた〜と9番さんが拗ねたように言う。6番さんは8番さんの問に熟考していた。


「バカ…バカ先輩…」


「バカじゃん結局!」

『熟考してバカじゃん…』


「とりあえず肉を焼いて…じゃあ、読みます!あの2を!

「この刑務所は広大な海の中にある

手漕ぎボートでは到底無理だろう。泳ぎではなおさらね

だが、しっかりとした船ならべつだ。」」

「料理長!」

「はい!」

話の途中で看守が8番さんに話しかける。

「ちゃんと戻る時は扉を閉めろ!」

「あ!すいませ〜ん、本当に!初めてなもので…

でもちゃんと今調理はしておるので!」

「扉を開けとくから「監視室」まで食事を届けてくれ!」

分かりました!と元気よく返事をする8番さん。

「最高級のA5持っていきます!」

「「君たちはもう見たかもしれないが


実はこの島には

昔、この島を拠点にしていっ、とぁと…」ごめん、興奮しすぎ!」

「1番大事な所そこ!」

「はい、ごめん!」

「「実はこの島には

昔、この島を拠点にしていたとされる海賊船


それが、今もなお入り江に停留している

幸いにも洞窟のような形状などによって

被害は最小限にとどまっているように見える

の割れている箇所を修復すればそれに乗って逃げることも可能だろう。」

船を修理して船で脱出しろと!」

「なるほど!」

『…確かに、この広大な海を渡るには大きな船が必要ですしね。』









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作者名:胃酸先生。 | 作成日時:2021年6月17日 22時

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