【d!】天と地の吸血鬼Ⅱ (ページ48)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:23,831 hit

95話ページ48

『来るな来るなっ！』

gr｢....｣

kn｢何しとるんや？グルッペン｣

グルッペンの手を掴みコネシマは睨む

gr｢お前こそ何してる...｣

『コネシマ...』

握る力を強くする

kn｢お前、グルッペンとちゃうな...一体何物や？｣

gr｢....｣

グルッペンは大きなため息をつくと大きく手を振りかぶりコネシマを振り飛ばす

振り飛ばされたコネシマは壁に強く打ち付けられた

kn｢がはっ...｣

『っ！？』

パンパンとグルッペンは手を払う

gr｢....｣

ut｢...｣

手を払うグルッペンの後ろから大先生は銃を構える

ut｢お前は誰なんや...？｣

グルッペンが大先生の方を向いているそのうちに

僕はコネシマの所へ行った

『大丈夫！？』

kn｢なん...とか｣

頭からは血が出ていた

『待ってて、今止血するかr....』

ﾊﾞﾝｯ!!

そう言いかけたその時

後ろから銃声が聞こえた

kn｢っ...！？｣

コネシマは驚いた顔をした

僕は気になり後ろを振り向くと.....

ut｢グｩちゃっ....何で...｣

大先生のスーツが赤く染まり倒れてしまった

グルッペンの手には、銃があった

『撃った...のか...！？』

kn｢大先生！！｣

コネシマは大先生の元へ駆けつけようとするが頭や背中を強く打ったせいか体の自由がきかなくなり倒れる

大先生は弾が当たったのは横っ腹だったので少しだけだが意識はある

gr｢俺の正体か...？そうだな....もうそろそろ正体を教えてやるか....｣

グルッペンはそう言うと、体などがドロドロと溶ける

そして、次に見たその姿は...グルッペンでは無く

餓鬼だった

｢お久しぶりですね...Aさん｣

僕ら3人は驚きを隠せなかった

kn｢いつの間に...グルッペンは何処へやったんや！？｣

｢さぁ？私しか知らない場所...と言ったらいいですかね？｣

ut｢グルちゃん返せやっ....｣

痛みに耐えながら大先生は言う

その大先生を見て餓鬼はニヤリと笑う

｢私、知っていますよ？貴方は体が弱いとね｣

ut｢それがどないしたんやっ...｣

｢多少の傷でも貧血が起こりやすい...そんな体質なんですよね｣

餓鬼はしゃがみ込むとナイフを取り出し大先生の首に当てる

kn｢あ、あかん！！やめろ！｣

｢私の邪魔をした報いです。存分に暴れてください...私の手間が省けますので｣

餓鬼がナイフを横へ滑らせようとする

『や、やめ...やめろ！』

僕は勢いよく餓鬼のナイフを持った腕を捕まえた