2-12 side:K ページ16
2-12 side:K
「ふふっ・・・もっと気持ちよくしてあげるね、ミツ」
クイクイと無遠慮に俺の胸の先端を引っ張る玉に、俺は顔をカアッと赤らめた。何でこんなことをするのだろう。俺は女の子じゃないのに――なのに、身体がだんだん熱くなってきて息が弾んでいくのはなぜなのだろう。何もできず考えもまとまらない今の状況がさらに俺の身体を強張らせていく。
「・・・俺に何を飲ませた・・・の、ねぇ、やめて・・・!」
「ちょっと身体が動かなくなってるだけだよ、心配しないで」
調合が得意な人が作ったものだから、と玉は俺の頭を不意に撫でる。そして、ゆっくりと顔を近づけ、俺に唇を重ね合わせようとするので、持てる力を振り絞って必死に顔を背ける。
「ここまで来たら唇へのキスは最後にとっておこうか」
楽しみだな、と俺の頬にチュッと口づけて、顔を下げると今度は首筋に舌を這わせられる。どんな味がするかな、と舌先で固い部分を転がされた後に吸いつかれる。音を立てては離されてまた唇を寄せらたり甘噛みをされたり――だんだんとジンジンした痛みが広がり、俺は顔をクシャッと顰めた。
「ああ、やだ・・・あっ!んっ・・・!!」
「だんだん吐息も荒くなってる・・・感じてるでしょ」
まぁこっちで分かるか、とガバッと俺から身を離した玉は、俺のベルトに手をかける。
「・・・えっ・・・な、何を・・・!?」
「本当に今まで出会った中で、一番ウブで可愛いよ、ミツ」
これからいろいろ教えてあげる、と玉は嬉しそうにカチャカチャと音を立ててバックルを外す。ベルトを引き抜かれて、さらにボタンとファスナーに手をかけられて、俺は思わず息を呑んだ。本当に俺はこれから玉に――思わず俺は声を張り上げてしまう。
「やだ!やだぁ・・・助けて、藤ヶ谷っ!!」
「玉」
「・・・藤ヶ谷・・・」
さすがに俺の危機を察してきてくれたのだ――だって藤ヶ谷は俺の仕事の相棒なのだから。
「それにしても、やっぱりガヤの作った薬・・・最高だね」
ミツ本当に抵抗できなくなっちゃってるもん、と笑いながら俺の足からズボンと下着を奪い去ると、玉は思いきり俺の両足を開かせた。自分の恥部が丸見えになってしまい、恥ずかしさに俺は腕を必死に動かして顔を覆った。
――今、藤ヶ谷が作った薬って・・・!?
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作者名:ほわわ | 作成日時:2019年5月7日 0時