カップル玉北編-after talk-�� ページ40
-after talk-��
〜〜〜
「ええっ、二階堂の奴、まだそんなこと言ってんの？」
「北山、頼む。当日付き添ってくれないか？」
「藤ヶ谷がそこまで頼むなら・・・断れない」
「じゃあ今度の土曜日・・・北山も女装してくれ」
「えー！？だって俺、女装する意味ないじゃん！」
二階堂が撮影したいの藤ヶ谷だけっしょ、と北山は困った顔をする。
「万が一誰かに見つかった時、俺だけ女装してたら俺に女装癖があるか、俺に女装させて喜んでいる二階堂が変な人扱いされるかもだけど、二人女装していれば何かの撮影かって感じになるだろ・・・グループの評判にもかかわるし」
だから頼む、と藤ヶ谷は北山に手を合わせて頭を下げる。
「でも・・・服が入るかどうか・・・この間普通に間違えて洗濯しちゃって。ちょっと体型変わってるかもしれないし」
玉ちゃんがCMしてる洗剤を使えばよかったんだけど、と北山は頭をポリポリかいてみせる。
「・・・じゃあ、ちょっと今、脱いで見せて。服のサイズは覚えてるから、測ってあげる」
「すご、藤ヶ谷そんなことできるんだ」
じゃあお願いしようかな、と北山は自分のTシャツに手をかけた。すると藤ヶ谷は北山の捲れあがって露出した腰にそっと両手を伸ばす。
「んっ！！くすぐったい！！」
「・・・んー、どうかな、もう少し触ってみないと」
「待って、藤ヶ谷！本当にくすぐったくて・・・」
顔を紅潮させて手が止まってしまっている北山のTシャツを藤ヶ谷はぐっと握りしめる。
「ほら、早く脱いで・・・」
「ミツ、ここにいるー！？」
突然扉がガチャっと開き、千賀が息を切らして飛び込んでくる。
「せ、千賀っ！？」
「ミツ、何をやってるの！？次、撮影だよ！！」
逆に今何をやってるの？と千賀は北山と藤ヶ谷の顔を交互に見つめる。
「な、何でも・・・！すぐ行く！！」
じゃあ藤ヶ谷後でね、と言い残し北山はその場を去った。
「・・・惜しかったな」
〜〜〜
「じゃあその時の様子を見て千賀は二人が親密そうな話をしてたって・・・」
というか千賀がミツを呼びにいってなかったらどうなっていたことか、と玉森は顔を青ざめさせた。
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作者名：ほわわ
| 作成日時：2018年1月15日 0時
