Interchange!!vol.1(玉北・入れ替わりパラレル) (ページ38)

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カップル玉北編-after talk-④ ページ38

-after talk-④

「えっ！？昨日みっちゃんと裕太の中身が入れ替わってた！？」
「・・・へぇ」
「「お騒がせしてすみませんでした」」
　別室で待機していた横尾と藤ヶ谷に、玉森と北山は揃って頭を下げる。驚愕の表情で固まる横尾と、眉を顰めただけの藤ヶ谷という対照的な構図に玉森と北山は顔を見合わせた。
「えっ、なんでー！？なんでー！？そんなことになるの！？」
　裕太どういうこと！？と横尾は玉森の両肩を抑え、前後に揺さぶる。
「おお・・・何かやっとまともな反応・・・」
　宮田もニカ千も割とすぐにすんなり受け入れてたから、と玉森は苦笑いを浮かべてしまう。
「だって、ありえないでしょ、そんなこと！」
「よこーさん、玉をいじめないで・・・！！」
「渉、落ち着いて」
　北山と藤ヶ谷に宥められ玉森から手を離すも、パニックになっている横尾は混乱した様子で玉森と北山を何度も交互に見る。
「・・・ってことは、俺、みっちゃんに怒ったりしちゃったんだ・・・！」
　ごめんみっちゃん、と今度は北山の頭を何度も撫でる。その手をグッと北山は掴んだ。
「よこーさん、話があるから、ちょっと一緒に来て！」
「み、みっちゃん・・・！」
「ミツ？」
　玉ちゃんはここで待ってて、と言い残し、北山は横尾を連れて廊下に出る。廊下に出るなり北山は横尾の手を離し、怒った顔で横尾を見上げた。
「よこーさん、お願い、もう玉ちゃんに変なプレッシャーをかけるのはやめてくれ！」
「み、みっちゃん・・・だってみっちゃんは太輔と一緒になった方が絶対幸せになれるから・・・玉はゆるふわだし、みっちゃんにはもうちょっとだけしっかりした人とお付き合いして欲しいんだ。例えば太輔とか太輔とか太輔とか・・・」
　もうっ！と北山は頬を膨らませて、聞く耳を持たない横尾に抗議する。
「俺が玉ちゃんと付き合っているのにまだそんなことを言うなんてひどい！よこーさん、嫌いっ！！」
「み、みっちゃん・・・」
　そんなこと言わないで、と横尾は北山をグイッと抱き寄せ頭を撫で撫でする。ごまかさないでくれ、と北山はじたばたと暴れる。

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