カップル玉北編-after talk-�� ページ35
「ミツ、本当にみんなに伝えるでいいんだね」
「・・・うん、だってメンバーのみんなも“大切な人”だから」
ギュッと手を握りしめあいながら、玉森と北山は視線を合わせ力強く頷きあった。
Interchange!! カップル玉北編
-after talk-��
「えっ、昨日、玉とキタミツの中身が入れ替わってた！？」
「・・・うん・・・なんかお騒がせしました」
七人での撮影現場の控室に座っていた宮田に玉森と北山は揃って頭を下げる。突拍子もない発言に、よく分からないけど謝らなくていいよ！と言いながらも宮田は何度も目をパチパチさせる。
「・・・確かに何か二人のキャラが入れ替わったような妙な違和感はあったけど・・・じゃあ、昨日の取材の時も・・・」
「うん、俺が玉ちゃんとして受けてた」
「どうりでやたらニコニコして頷いてるなって思ったし、急に泣き出しちゃうし・・・」
「・・・宮田、その話はそこまででやめてくれ・・・」
「ほんと、マジで！？すげー！マンガによくありそうじゃん！！」
どうやったら変われるの！？と食い気味に前のめりになる宮田に、二人は苦笑いで顔を見合わせた。
「さすが宮田・・・理解力がありすぎる」
「それでお互いの愛を確かめあうとかって王道じゃん」
「・・・王道の展開になりましたけど・・・」
ねぇミツ、と玉森がそっと肩を抱き寄せると、北山は顔を赤らめてはにかんで見せる。
「相変わらずラブラブですな」
「何言ってんだよ！その通りだけど！」
そう言って玉森が宮田の背中をどつくと、これこれ、と宮田は嬉しそうに微笑んだ。
「何、喜んでんだよ〜宮田」
「いやー、やっぱり玉のどつき方というか・・・昨日キタミツの姿ではたかれた時は何か怖かった」
「というかどつかれて喜ぶってところが宮田だよなぁ」
「玉のどつきならいつでも歓迎ですぞ」
その言葉に、北山は宮田の背中をバシッと叩く。
「えっ、ミツ！？」
「・・・もうっ！俺の前で玉ちゃんとあんまりいちゃつくんじゃないっ！！」
顔を真っ赤にさせ頬を膨らませた北山は、ハッとしたように玉森と宮田を見つめた。二人は口元をにやつかせて北山を見つめ返す。恥ずかしい！と北山は踵を返し、足早に控室のドアへと向かっていく。
「あ、ミツ！遠くに行かないでよ！」
コクコクと頷きながらも、北山は控室のドアをバタンと閉めた。
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カップル玉北編-after talk-�□�←あとがきです☆
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作者名：ほわわ
| 作成日時：2018年1月15日 0時
