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ネテヤムside
父さんが訪れた場所は海の部族の所だった。
正直俺は自分の知らない土地、知らない人々と暮らしたくなんかない。
けど父さんの意見は絶対だ。
仲間を、家族を傷付けさせないためにも
我慢するしか方法は無かった。
好奇の目や軽蔑した目で俺達のことを見る者達。
父さんが海の部族の族長と話し始めて少し経つと、部族のやつらが俺達をバカにし始めた。
初めは揉め事を作ってはいけないと聞き流していたが、
もう我慢の限界だと思い、止めようとしたその瞬間
__俺よりも先に止めた人がいた。
「ちょっと辞めてよ、ロクスト、アオヌング。」
正直驚いた
誰も止めてくれる人なんて居ないと思っていた。
俺はその一瞬で、彼女に目を奪われた。
よく見れば他の者とは少し肌の色や瞳の色が違う
俺たち家族のように別の所から来たのか?
彼女のことについて考えていると父さんに呼ばれた
「ネテヤム」
『はい父さん。』
父さん達の話が終わっても、彼女のことがずっと
頭から離れなかった。
すると、族長に何か耳打ちされたのか彼女が
こちらに向かって歩き始めた。
どうやら俺達の新しい家の案内のため、ついてきて欲しいようだった。
「あなた方の新しい住処を案内します。
私についてきて下さい。」
彼女に言われるがまま俺達は後をついていった。
彼女の指示通りついていく際も、俺は無意識に彼女を目で追いかけていた。
__なんて名前だろう
__凄く綺麗な人だな
__彼女と話してみたい
そんな考えで頭がいっぱいだった。
「…い、……のか」
また、彼女に会いたい。
「おい、聞いてるのかネテヤム。」
『え、あ、あぁ…すみません』
彼女のことに没頭しすぎていたのかいつの間にか彼女は居なくなっていた。
それどころか父さんの話がまったく頭に入って来なかった。
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レネ(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます🫶🏻素敵なコメントを頂くことが出来てとっても嬉しいのですが、お知らせを見て下さると分かる通り続きは出せません〜〜申し訳ないです、ごめんなさい>< (1月21日 16時) (レス) id: 54cecfccbb (このIDを非表示/違反報告)
レネ(プロフ) - pさん» コメントありがとうございます。連載当初はネテヤムルートで終わらせるつもりだったので死なせる予定は無かったです〜!!応援ありがとうございます、せっかくのお言葉ですが、ここで更新は終わりにさせて頂きます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)) (1月21日 16時) (レス) @page13 id: 54cecfccbb (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 続きがすごく気になります笑 (1月8日 20時) (レス) @page12 id: 42c5da2094 (このIDを非表示/違反報告)
p - ネテヤムって4ぬ世界線ですか?更新頑張ってください。 (12月31日 19時) (レス) @page9 id: 33f442fbaa (このIDを非表示/違反報告)
レネ(プロフ) - むらさきさん» コメントありがとうございます…!マイナーな作品をテーマにしてるのでモチベが中々上がらなかったり、更新が遅かったりするんですけど、応援して下さったコメントを励みに頑張ります!ありがとうございます( ¨̮ ) (2023年2月26日 22時) (レス) @page11 id: f152a05d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レネ | 作成日時:2023年2月5日 8時