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森の部族_ジェイクさん達がやって来て2日が経った。


本当はすぐ謝りに行くつもりだったのだが、体調を崩してしまい会いに行くことが出来なかった。


お父様からネテヤムさん達の指導を任せられていたのもツィレヤ達が代わりにやってくれていたらしい


『ツィレヤ』


ツィレヤの元へ行ったのだが、


どうやらネテヤムさん、ロアクさん達の練習に付き合っている所のようだった。


「お姉様!体調はどうですか?」


『すっかり良くなったよ、心配かけてごめんね』


「体調って?」


横からネテヤムさんが私に話しかける。


『あぁ、丁度ネテヤムさん方が来た後体調を崩してしまって…

元々ネテヤムさん達に指導する役は私だったのに、ツィレヤに任せっきりになってしまい申し訳ないです。』


突然のことで少し驚いたが、なるべく表情には出さずに返事を返す。


「そうだったのか…どうかお身体には気を付けて

あぁ、それとネテヤムでいい。敬語も外してくれ、その方が俺にとっても話しやすい。

指導の件は全然大丈夫だ。むしろ俺達の方が時間を取らせてしまって申し訳ないと思ってる。」


『お気遣いありがとう、あなたが申し訳なく思う必要はないわ。

それと私のこともレラと呼んで欲しい。
改めてよろしくね、ネテヤム。』


そう言いながら彼に握手を求めるように手を伸ばす


「…優しいんだな。
こちらこそよろしく、レラ。」


それに答えるように彼は力強く握り返してくれた。


『あなたはなんて呼べばいい?』


ネテヤムの隣に立っていた弟のロアクさんに声をかけた。


「俺もロアクでいいよ。レラでいい…んだよな?」


声をかけられると思っていなかったのか、彼は少しビクッと驚きながら遠慮がちに聞いてきた。


『えぇ。ロアクね、分かったわ。改めてよろしく』


先程と同じように握手を求める。


「…あ、あぁ、よろしくレラ。」


彼はそう言うと、慎重に優しく握り返してくれた。


『(慣れていないのかしら、何だかぎこちないわね。)』


緊張でもしているのかと考えていると、「くくっ」と、隣から小さな笑い声がした。

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レネ(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます🫶🏻素敵なコメントを頂くことが出来てとっても嬉しいのですが、お知らせを見て下さると分かる通り続きは出せません〜〜申し訳ないです、ごめんなさい>< (1月21日 16時) (レス) id: 54cecfccbb (このIDを非表示/違反報告)
レネ(プロフ) - pさん» コメントありがとうございます。連載当初はネテヤムルートで終わらせるつもりだったので死なせる予定は無かったです〜!!応援ありがとうございます、せっかくのお言葉ですが、ここで更新は終わりにさせて頂きます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)) (1月21日 16時) (レス) @page13 id: 54cecfccbb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きがすごく気になります笑 (1月8日 20時) (レス) @page12 id: 42c5da2094 (このIDを非表示/違反報告)
p - ネテヤムって4ぬ世界線ですか?更新頑張ってください。 (12月31日 19時) (レス) @page9 id: 33f442fbaa (このIDを非表示/違反報告)
レネ(プロフ) - むらさきさん» コメントありがとうございます…!マイナーな作品をテーマにしてるのでモチベが中々上がらなかったり、更新が遅かったりするんですけど、応援して下さったコメントを励みに頑張ります!ありがとうございます( ¨̮ ) (2023年2月26日 22時) (レス) @page11 id: f152a05d5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レネ | 作成日時:2023年2月5日 8時

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