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「もし、ジャミルを助けられるとしても、お前はそうやって、ウジウジしてるのか?」




そうシルバーに言われて、モヤのかかった私の頭は晴れ始めた…




「あぁ…前、Aに渡したあの時計…」




そう言われて、胸元にしまった時計を出した。




「それで、時間を戻せる…」




『時間を…戻せる…?』




ずっと、時を戻せたらどんなにいいか…




そう考えていた私は、喜びから、涙が出た…




「これは、魔力の強い物しか使えない…俺には、到底使えない代物だ…お前の本調子の魔力なら…」




『ジャミルを…助けられる…』




こんなにも、自分の魔力の強さに感謝したことはない…




「あぁ、だから、少し眠れ…そしたら、使い方を教えてやる…」




早く、早く…




ジャミルに…




会いたい…




その一心で私は目を瞑った…

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作者名:ぼろ | 作成日時:2022年4月9日 4時

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