恋の関9【ツイステ】 (ページ25)

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…起きなきゃ…

今何時だろう…

そう思って、近くに置いたはずのスマホに手を伸ばした…

『え？』

レオナ様が隣で眠っていた…

「ん…ぁ？起きたのか…？」

『レレレレレオナ様！！？』

「んだよ…朝からウルセェな…」

そりゃ、うるさくもなりますよ…

『服を着てクダサイ…』

目のやり場に困る…

「何言ってんだ？いつものお前にもついてるじゃねぇか…」

『…そういう問題ではないんですよ！！』

そう言って、急いでベッドから飛び起きた。

「朝から、よくそんなに動けるな…」

『…朝は強い方なので…』

そう言いながら、魔法で、服を着替えた…

『それでは、レオナ様、私は学園に戻ります』

「あぁ、それなら…王宮の、転送装置使えよ、流石のお前も、一国の結界を超えて学園に瞬間移動は無理だろう」

『…そうですね…』

やっぱり、夕焼けの草原も、簡単に抜けられないか…

今回は、大人しく、レオナ様の言うことを聞いておこう…

「案内する…」

レオナ様の後ろについていくと、王宮の少し奥に入ったところに、一つの扉があった。

「使い方は、闇の鏡と同じだ…」

『わかりました！レオナ様、良いホリデーを』

そう言って、扉を開けて、ナイトレイブンカレッジをイメージして、扉の中の空間に手を伸ばした…

バチン！！

『え？』

弾かれた…？

「あ？…またか…」

『え？』

「よく、ここの扉、壊れるんだよ…3日もあれば元に戻る…それまで、ここでゆっくりしていけよ」

３日か…

まあそれぐらいなら…

『とりあえず、主人に連絡だけさせてください』

「そうだな」

携帯を取り出して、ジャミルに連絡を入れた…

［夕焼けの草原の転送装置の調子が悪くて、3日ほどこちらに残ります…］

すぐに、返信がきた…

［分かった、気をつけて帰っておいで］

短い文章だったが、心配してくれているのだろう…

すぐに返事がきたのに、少し嬉しくなった。