冗談抜きで ページ7
.
翔吾side
北人「ひぃー⋯美味い！」
翔吾「はぁ⋯」
体を鍛えたいモチベーションが再燃してるからと、最近よくジムに誘ってくれる北ちゃん。
絶賛ツアー中だし、北ちゃんに誘われなくても俺は行くけど、スケジュールが合えば2人で行って2人で気合い入れして、
一通り今日のタスクをこなしたら、プロテインでしめる。
北人「そういえばどうだったの？Aちゃんの家」
翔吾「いや、ここではやめとくわ」
北人「えっ、ここで話せないような話が⋯？」
珍しく今日は俺と北人以外、誰もいなかった。
とはいえ、プロテインバーの前でいきなりそんな話をぶっ込んでくるから
場所を変えようとシャワー浴びてジムを後にした。
天気予報通り、空は晴れていて夕日が綺麗に見える。
風に当たるとちょうどよく気持ちいい季節。
2人で並んで歩いた先のいつもの公園で、昨日のことを話した。
もちろん特大ニュースはないけど、確かに幸せな時間だったということ。
オチを少しも考慮してない拙い話だったと思うけど、それだけは伝わったと思う。
北人「えー、やば。キュンキュンするんですけど」
翔吾「した？今の話で」
北人「うん。何か始まる前って感じで。幸せじゃんか、いいなぁ」
キュンキュンしてくれた(？)北ちゃんには少し申し訳なかったけど、今日の出来事も話して
今は幸せな思い出だけじゃなく、少し気がかりなこともあると付け足した。
声が震えるほどの、何かがあったのか。
いつもより元気もなかった。
気づいてしまったからには、そのまま放っておくことができなくて
会う約束を取り付けてしまった。
どの立場で言ってんだと言う人もいると思う。
だけど、今の俺がいるのは
俺がRAMPAGEになれたのは
今でもダンスを続けてるのは
冗談抜きで、Aのおかげだから。
Aが嫌だと言わない限り、
何か困っていることがあるなら、Aの助けになりたい。
俺にできることがあるなら力を尽くしたい。
北人「それ俺じゃなくてAちゃんに言いなよ」
翔吾「まあ⋯そうだよな 」
Aに直接言えるのはいつだろう。
この時の俺は、そう遠くない未来だと思っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 404人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるの(プロフ) - あすかさん» あすか様、コメントありがとうございます！拙い文章で読みにくいところも多いと思いますが、温かく見守っていただけると幸いです。更新ものんびりで申し訳ありませんが、次回更新まで今しばらくお待ちください🙇🏻♀️՞ (8月6日 14時) (
レス) @page14 id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 翔吾くんのお話書いて下さりありがとうございます🥺🥺続き気になります🥲 (8月1日 10時) (レス) @page14 id: c0e1950d7e (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - Megさん» Meg様、まさかコメントいただけるなんて思ってもいないのでびっくりです、、！ありがとうございます！優しい読者様のために前向きに頑張りたいと思います(；；) (2022年6月2日 0時) (レス) id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - 私はこの作品好きです(^^)低評価ポチる人って何なの！？って思うこともありますが、それ以上に優しい読者がいますよ！陰ながら応援しております！ (2022年5月31日 23時) (レス) @page3 id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - じゅさん» じゅ様、温かいコメントと評価ありがとうございます！作品も見て下さり感謝です<(_ _)>いつか必ず書き切るのでお待ちいただけたら嬉しいです。 (2022年5月26日 23時) (レス) id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はるの | 作成日時：2022年5月16日 1時
