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インスタント ページ5

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壱馬side




ケトルでお湯沸かして、容器に注いで、3分待ったらできる即席麺
飲んだ後って、なんでラーメン欲しくなるんやろ
ずっと前に買ってたインスタントのラーメンあるの思い出して、引っ張り出してきた。



いざ食べようとテーブルの方に運んだら、俺の方をずっと見てくるA
こんなに見られてたら食べにくいし、その前にこの眼差しの意味が何となくわかってしまうのが俺





壱馬「⋯ちょっと食べる?」

『うん、』





ちょっと頂戴って言えばいいのに、
さっきお腹空いてないって言ったから、言い出しにくかったとか
そんなところやろ。



しばらくしたら、満足したのか
こっちに戻してきた。





『ありがと、久しぶりに食べると美味しいね』

壱馬「腹減っとったんやないかい」

『えへへ』

壱馬「まだいるなら食いな」

『え、いいの?』





帰ってきたら、こんな時間にメイクの練習をしてたA
可愛くなろうと努力してるのはすごいと思うし、実際に可愛くなってるけど
こういう子どもっぽいところも可愛いところのひとつだと思う



愛おしいって思う。





壱馬「⋯はあ、」

『あ、ため息ついた。食い意地張りすぎ可愛くねえなって思ったでしょ!』

壱馬「いや、」

『飽きれたでしょ?』

壱馬「Aは⋯シンプルに可愛いよ」





だから、心配なんだよ。



心配で、余計なことばっかり
Aにとってはウザイことばっかり
言ってしまう。





『小学生の時以来かもしれない、かずくんにそんな褒めてもらったの』

壱馬「そんな褒めてないで?」

『でも嬉しい、ありがと』

壱馬「最近ずっと思ってんねんけど」

『え、何を?』

壱馬「可愛ええなー⋯って」





今日は饒舌だなって、頭のどっかでは分かってるけど
それを制御する力が今日は少し欠けてる。



心の中で何度も思ってた、今まで言葉にしなかったことも何故か言葉にしてて
Aが少しびっくりしてるのにも気づいていなかった。





壱馬「だからいいよ、それ以上可愛くなろうとしなくても」

『いや、これからも頑張って可愛くなろうとするよ』

壱馬「⋯可愛くなろうとすんのは、あいつのため?」

『あいつって、先輩?』

壱馬「うん」

『まあ、そうだよ?てか、あいつって言わないでよ』

壱馬「ふーん」





やっぱ可愛くねえかも。
違う男の名前が出てくると、すぐに面白くなくなってしまう。

男は単純→←声と距離感



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設定タグ:川村壱馬 , RAMPAGE , THERAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
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はるの(プロフ) - usadmtiaさん» usadmtia様。コメントありがとうございます!本当に励みになります(;_;)もっと面白くしていけるよう頑張りますね!超絶亀更新ですが、それでも良ければ引き続き宜しくお願いします!コメントもいつでも待ってます^^ (2021年9月23日 2時) (レス) @page8 id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
usadmtia(プロフ) - いやぁ〜...もう面白すぎて困ってます♡ (2021年9月22日 23時) (レス) id: b9ea40c38e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるの | 作成日時:2021年9月5日 10時

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