聞いてない ページ47
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あれから二週間が経った。
私のお願いに、北人くんも壱馬くんも快くいいよって言ってくれて
今日は約束していた日。
具体的に何をしたいとか、何も言ってないし、言われてもないけど
俺らに任せてくださいって北人くんのお言葉に甘えて、
特に何も準備せず、よく分かってないまま今日を迎えてしまった。
だけど…
陣「ツアー前やけど、Aちゃんのためなら、ねぇ?やりますよ?」
陸「Aちゃんに毎日どんちゃん騒ぎしてるグループだと思われるよ〜」
力矢「あながち間違ってないね」
健太「今日ってこれでお酒足りるの?」
RAMPAGEのメンバー16人全員なんて…私、聞いてないよ。
私のためなんかに集まってもらうなんて、
『あの…とってもとっても申し訳ないんですけど…』
北人「大人数で遊びたいって言ってたのはAだよ?」
『え、言いましたっけ』
北人「あ…寝言だったのかな、あれ」
隣にいる北人くんがそう言った。
大学生みたいなことしたいって言ったけど、
大人数で、初めましての人もいて、
もちろん私以外全員男の人で…
翔吾「寝言って…北ちゃんAちゃんに何かしたの…!?」
北人「あーあー誤解です」
海青「え!なになに?楽しい話ですか?恋バナですか?」
誰かの一言に、誰かが返事して
そこから輪が広がって…
私、メンバーさん同士のお話聞いてるのがいちばん楽しいかもしれない。
北人「本当に何にもないから…だよね?A」
『、はい…』
翔吾「今の間は!?」
それにしても、いつ寝言聞かれたんだろ
でも、聞かれたとしたら北人くんの家で寝ちゃった日しか有り得ないよね…
…思い出したくなかった
陣「まあ、そういう話は置いとこ」
海青「え〜〜陣さ〜ん」
陣「今からするゲームにとっておきましょうや」
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作者名:はるの | 作成日時:2020年10月16日 11時