45 ページ48
モトキside
シルクが連絡をして、マサイの家で待機してたであろう他のメンバーも病院に駆けつけた。
正直、俺はザカオあたりから殴られる覚悟出来てたんだけど。
ザ「モトキ、…大丈夫？」
ダ「お前……なんて顔してんだよ……。」
ダーマに言われるくらい、ひどい顔してんのかな、俺。
いっそ、怒ってくれた方が良かったなんてひねくれた考えしか今は浮かばなくて、『ごめん、1人にして欲しい…』って伝えた。
みんな病室に入っていって、1人になって。
後悔ばかりが押し寄せてきた。
あの時、油断しなければ。
早く柳田を抑えていれば。
Aだけでも先に逃がせていれば。
今更そんなこと考えたって遅いのに。
俺のせいで、俺のせいで、俺のせいで……
考えれば考えるほど、罪悪感で押しつぶされそうだ。
「(……助けて。)」
そんな資格ないって分かってるのに、心の中で誰かに助けを求めた。
シ「モトキ。」
いつの間にか、シルクが目の前にいて俺を見下ろしてた。
シ「ご指名だぞ。」
『…え、？』
言ってることが分からなくって聞き返すと、シルクは病室を指さした。
他のみんなもゾロゾロと病室から出てきていて、ほんとになんの事かさっぱりだ。
シ「Aが、2人で話したいんだと。」
『っ！目、覚めたの…！？』
良かった。
そう思うのと同時に
Aと面と向かってちゃんと話せるか不安になった。
シルクはまた黙りこくった俺の腕を掴んで立たせた。
シ「大丈夫、行ってこい。」
背中を押されてやっと病室に向かって足を進めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リィオ(プロフ) - みずきさん» 読んでくださりありがとうございます！申し訳ないですが、活動名は固定です。すみません……(--;) (2019年11月4日 11時) (
レス) id: 86036bcecf (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 活動名などは変えられないんですか？ 楽しく読ませていただいてます｡ (2019年11月4日 9時) (レス) id: 3bcdf4194e (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - 読んだよー！！続き！！！早く！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2018年10月22日 0時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リィオ | 作成日時：2018年6月6日 21時
