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服を着て、部屋に戻った。


帰る支度を済ませた後、

ソクジン先生が私を呼んだ。

「…あのね…」

『…はい』



つき合おう、って言ってくれないかな




そんな私の望みは


無惨にも


砕け散った。





「…ごめん。

イさんのこと、

やっぱり妹としてしか見れない」





そこから、部屋を出て


一人になるまで


地獄だった。




来た時とは真逆の、

ぎこちないエレベーター。





年末の朝6時はまだ暗かった。


ソクジンさんの一歩後ろを歩いた。

もう、隣は歩けない。



ただの同僚に戻るんだ…



お互い一言も喋らないから

更に気まずくなったのかもしれない。



でも、先生だって

こんな状況で振った(でも抱いた)女に

かける言葉なんか無いだろうし。



私は私で、何も喋れない…



あ、とにかく…

三学期からも普通でいられるようにはしないと…


それだけは、思っていた。





駅まで5分くらい、お互い無言で歩いた。

「じゃあね…イさん…」

『はい……あ、良いお年を…』

「…うん」

片手を上げて、違うホームへ歩いていった。



いつも、この駅で飲み会した後は

先生は、本当は快速電車なのを

私の乗る普通でいつも一緒に帰ってくれたのに

今日は快速で帰っていった。



…当たり前だよね。





あぁ… 終わってしまった…


私の一か八かの賭けは、実らなかった。

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作品ジャンル:恋愛
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Lavandula(プロフ) - れいんさん» ご報告、ありがとうございます。編集してみましたが、変換出来てるでしょうか? (2022年7月8日 2時) (レス) id: a48b55d763 (このIDを非表示/違反報告)
れいん(プロフ) - (名前変換できないみたいです💦) (2022年7月7日 22時) (レス) id: e390563a18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lavandula | 作成日時:2022年6月24日 12時

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