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バーを出て、裏のホテル街。

ソクジン先生に手を引かれて入った。



…わたし、ついに先生と…

そう思ったら、急にまたドキドキしてきた。



エレベーターに乗ると、先生が恋人繋ぎをしてきたから思わず顔を見上げた。

「…見ないでよ…」
反対の手を口に当てて、向こうを向く先生。耳が赤いよ?



部屋に入るとソファにカバンを置いて、先生が振り返った。

「……照れるんだけど…ハグでも…しよっか?」

腕を開いて待つ先生に、私はそっと抱きついて背中に手を伸ばした。

「『………』」

どれくらい、そうしていたのか。


「…ねぇ。本当にいいの?」

『…私が先生のこと、慰めたいんです』


先生は私の体を離すと、私の唇に自分の人差し指を当てて言った。

「…先生はダメ。今は名前で呼んで?」

『え……ソクジン…(さん)?』

「なんかそれも違うな…名前でいいよ」

『ソクジニ…オッパ///』

「…お、いいね。そうして?…Aちゃん」

『…(恥ずかし)(。・・。)…』

「…ずっと呼びたかった」

ソクジンさんが私の頬にそっと触れた。

(ずっと…?え…?)

どういうことか尋ねようと思ったら。

両手を頬に添えられて、ほんのり紅い顔が近付いてきた。

反射的に目を閉じる。


最初はチュッと口づけるだけ。


そこから…

ちゅっ、ちゅっ…って何度も啄むようなキスをされた。

ぷるっぷるの唇…

(わたし、今、先生とキスしてる…)

もう、その事実だけで気が遠くなりそう。


頭がぼうっとして、声が漏れた。

『…ふっ……』

唇が離れた、とちょっと寂しく思ったら。

ソクジンさんの紅い舌が、私の唇をつーーとなぞった。

(先生のこんな表情(かお)、見たことない)

初めて見る、先生の“男の”顔。

『んっ……』

力の抜けそうになった腰を抱きとめられた。


ソクジンさんは私の首すじに手を添えて、さわさわとなぞりながら私の口内を貪った。

私も必死でそれについていこうとする。

『…ぁ……』

自分から漏れた甘ったるい声に、体の奥が疼いた。

息が苦しくなってソクジンさんの腕を押すと、やっと離してくれた。

「…シャワー、浴びておいでよ」

『…うん』

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作品ジャンル:恋愛
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Lavandula(プロフ) - れいんさん» ご報告、ありがとうございます。編集してみましたが、変換出来てるでしょうか? (2022年7月8日 2時) (レス) id: a48b55d763 (このIDを非表示/違反報告)
れいん(プロフ) - (名前変換できないみたいです💦) (2022年7月7日 22時) (レス) id: e390563a18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lavandula | 作成日時:2022年6月24日 12時

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