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「待て」
低い声が部屋に響く
Aが銃をそちらに向けて、ジミンを守るように立つ
「そいつはこちらのものだ。渡せ」
ジフンがゆっくりと近づいてくる
「は、いつからお前のになったの。悪いけど渡さないよ」
Aは銃を下ろさない
「ヒョノ、ジミン連れて、行け。裏切ったら殺すかんな」
「さあ行こう」
ヒョノがジミンの手を引く
ジミンは一瞬迷ったが、ヒョノについていった
「お前…あのガキを守れるとでも？」
ジフンが銃をAに向ける
「守るんだよ、なめんな」
カチリ、とお互いに銃を向ける
「あの、なんで…」
ジミンがヒョノに聞く
「なんで、とは？」
走りながら聞き返すヒョノ。
「なんで,あの…」
言葉を濁すジミン
ヒョノは扉についた鍵をあけながら言う
「ごめんね、うーん、こうなったのは僕らのせいだから…償いまではいかないかもしれないけど。助けたかったんだ。君も、Aちゃんも。」
扉を開いてジミンに中に入るように促す
「はい、ここなら心配いらないよ。」
「ここは？」
「僕らの秘密基地。ヒョサンがレッド、僕がブルー。なんてね」
ジミンは促されるままに中に入る
そこには、((日本人の女の子))とホソクとテヒョンがいた。
「え…」
目を大きく開いて驚くジミン。
「ジミナ！！！」
テヒョンがジミンに飛びつく
「無事？怪我してない？」
テヒョンはジミンの顔や体に触れて確認する
「ヒョノ、ありがとう」
ホソクがヒョノにいう
「ここで待ってろっていうの？」
ジミンが声を震わせる
「ジョングクが死んじゃうかもしれないのに」
テヒョンが顔をしかめる
「なに、それ」
「僕みたんだ、ナムジュニヒョンとユンギヒョンとジョングクが来るよ。でも、その中でグクは…」
ジミンはそこまでいって視線を落とした
「そうさせないようにしよう。せっかくわかってるんだから」
ホソクが言う
「でもこんなところにいちゃ助けられないだろ！！」
ジミンが声を荒げる
「大丈夫、ちゃんと助けるよ」
そう答えたのはヒョノだった
「大丈夫？何言ってるんですか、信用できるわけないじゃないですか。あなたは本部の人ですよね？」
ジミンがいう
ヒョノは頭をごしごしと掻きながら
「まいったなあ」
と呟いた
「ジミナ、大丈夫、この人は味方だよ」
ホソクが言う
「じゃなかったらAも懐かないだろ」
テヒョンも続けた
「懐いてくれてんのかなあ〜へへ」
と嬉しそうにするヒョノ
加えて((日本人の女の子))がにっこりと微笑んだので、ジミンはなんとなく文句を言うのをやめた。
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望月碧梨(プロフ) - 続き楽しみです！ (2022年2月5日 16時) (
レス) @page32 id: 40a836d029 (このIDを非表示/違反報告)
ソナ(プロフ) - はじめまして、ソナです。とても面白くて素敵なお話です。いつでも待ってます。 (2019年8月25日 9時) (レス) id: b222874e5c (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 届いてるかな？大好きなお話です。 (2019年7月28日 15時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - いつでも待ってます！ (2018年9月23日 9時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - この先がきになります！今読み返そうと思ってます。私は、ゆっくり、楽しみにまっていますが、無理はしないでくださいね。 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LEA | 作成日時：2017年7月16日 2時
