【魔入間】特別講師。 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:370 hit

【2時間目】ページ3

．
．

到着。

ｶﾞﾗ

『…開いてる。』

どんな不用心な人が居るんだか。

『私の机は……ここか。』

[講師用] と書かれたスタンドが置いてある、木目の机。

形はよくある勉強机に、金の装飾がついている…高そう。

ほんのり黒を纏ったそれは、少し輝いて見えた。

……金？

これは、私が買ったものじゃない。

でも、元からここにあるものでもないだろう。

高価な…、高級な……?

まさか。

『カルエゴか？』

「そうだ」

『ﾌﾞｯ?!ﾊｯえっちょ、え？？？』

「久しぶりだな、よく連絡もせずにノコノコと」

『ｱｯその説はどうも…

っと言うか!!!なんで講師が私って知ってるのよ?!』

誰にも伝えないように言ってたのに!!!

「あのアホ(理事長)から聞き出した」

『……やりかねないな、お前なら』

と言うかやってるし。

『机、お前がくれたのか』

「まぁ、これくらいの祝いがあっても良いだろう」

『…皮肉の間違いじゃなくてか』

「あ？？」

『いや、別に』

……もう少し感動の再会があるかと思ったら、これだ。

『ねぇ、カルエゴ』

「なんだ」

『あの悪魔(ヒト)は来るのか、やっぱり。』

「……はァ。当たり前だろう。統括だぞ。」

___あぁ、会いたくない。