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例題1)君の第一印象 ページ1
高校一年生、春
君と同じクラスになった。
あんまり強い印象はなくて、覚えたのも最後の方だった。
しょうがない、山田とかいう普通の名前だったんだもの。
それに俺は「赤西」だから出席番号も早い方だったけど「山田」は遅い方。
最初の席も離れてるし喋る機会なんてまっさらなかった。
一番最初に喋ったのは、多分授業のなかでちょっとした席シャッフルがあったときだった。
たまたま隣の席になった。
互いに喋るのも苦手だった。
君の方は頑張って笑顔に話してるんだけど、慣れてないんだろうな。
空回りしてるっぽくて、語尾がちっちゃくなったり、少し顔が赤くなったりしていた。
そんな君を見ているとおかしくて、思わず笑ってしまった。
全然普通の顔だし、特別整ってるとかそういうのじゃないけど
なんだか可愛いなと、思ってしまった。
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作者名:さうざんとりーふ | 作成日時:2023年5月19日 23時