甘ったれマンネ52 (ページ10)

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日韓以外が増えてしまえば沢山の人間が迷惑被る...。
輸血だってそう...治療だってそう...。
その負担が増えるなら、会社だって無理やり仕事増やさないんじゃないかな...。
いつ死んでもいいような過剰スケジュールを組まれるのはこの際しょうがない。中国に医者を連れて行ったり検体輸送が必要になるぐらいなら...よっぽど沢山の人間の首は絞まらない。

『ヨンジェ....遥ちゃんも。ちょっといい？』

YJ医「はーい？」

二人を連れ、会議室の外に出て...今自分が思ったことを伝えてみた。

遥「僕等の気は使わなくていいからさ...自分を大事に...」

YJ医「まぁ、自分を大事にした結果...ってなら、筋は通るよな...」

『居住地の強制力がなくなったって事は...僕韓国にいなくていいんだよ...。スケジュール、しゃしゃに1週間日本で押さえても貰える。仕組み的にね？』

遥「.....支持治療が円滑ってことか....」

『無理かもしれない。実際は。僕はEXOだからさ...？でも....日本繁忙期みたいに日本に"帰ってくる"って生活にシフトチェンジが出来る気がしない？』

YJ医「ハラダ先生がすぐ診れる環境....それは大きいだろうし」

『韓国の芸能界、守秘義務なんてものは正直ない。なんだってバレる。でも...今度仕事の決定権をしゃしゃも持つようになるでしょ...そんで...それにチーフが異議ありでも、じじとかばばとか...社長がMDS承知だったらさ....何と言おうと1週間は空けられる。』

遥「...........先生どうする...さっきの提示書類のままなら...僕等は歯がゆい思いしなくて良くなるのかもよ...」

YJ医「でもソウル大とジュンテンドウには....」

遥「だから笹原君なんだよ....ジュン君の話聞いてた？上層部がMDSを認知すれば日韓以外の活動が減る。中国同行にかかる経費も減る...経営には利点しかない。」

YJ医「だとしてもそれを賄えるだけの中国市場が広がってる。そう簡単にうなずけるか？」

遥「仕事のオファーは日本のが数倍早い。半月ぐらい簡単に抑えられるようになる。そっからの中国活動であれば、検体輸送の手続きも事前に出来るし、原田先生からのストップがかかっても対応できる。」

YJ医「そしたら....メンバーが怪しむだろ...今まで隠してきたのが水の泡だ。メディアにバレてみろ..."可哀想な子"のレッテル再浮上だぞ...危険すぎる...」