甘ったれマンネ82 (ページ19)

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遥「ぐっちゃーーん.....。っはっはｗ泣いてるｗ」

『遥ちゃん聞いた？』

遥「うん。笹原君から電話来た。僕も見たけど、専用に拡散し続けてるアカウントがあるみたい。調べたらジョンイン君も撮られてるって。」

『そっか......。そうだよね......そりゃ.....』

遥「よーし。チャニョル君、行こう。遊び行こうか♪そこでもう一発撮られとこう^^」

『グッチもういいよ....ににが待ってるから....現場遅れちゃう....』

田「はい.....。先生、よろしくお願いします。」

遥「はい^^」

また俺のせいで....

また俺のせいでジュジュは"なにもしない"が出来なくなっちゃう....

悲しみや憤りではなく、焦りが視界を歪ませて。
JJ最大の任務を最悪な形で阻止しちゃったんじゃないかっていう申し訳なさが...滴として頬に伝う。

俺が来たせいで....

俺が警戒心無しにジュジュに会いに来てたせいで....

ﾄﾞﾝｯ!
『っ！ビックリした...^^』

CY「ジュジュぅ..........ゴメンネェ.....」

遥「ドンってしないの....」

伸ばした手のヒラは無機質なガラス窓に制圧される。
こんなに守られてるのに....守られてなくて....。
盾があるのに....まだジュジュは攻撃を受けなきゃいけなくて...そうしたのは俺なわけで....。

『お手ておっきいね....♪』

CY「っ..............」

『もう疲れたでしょ。タノリ来なくても大丈夫だよ^^』

CY「そうか.....そうだよねぇ.....っ....そうだねぇ,,..っ」

『ヒョン達がぁ～....気を使ってまで会いに来るぐらいなら、来なくて大丈夫。.....みんなを嘘つきにはしたくないし....』

CY「もう遅いよ.......」

『それもそうか♪んふふ....じゃあまた明日会いに来てね^^』

CY「っ............」

『いってらっしゃい。ポムリン買ってきてね♪』

遥「ほれ、立つチャニョリ。よーし行こう」

病院にいる事実をこれ以上増やさないために、退勤済みの遥ちゃんに連れられ都内を走った。
頭の中で繰り返し再生される"もう疲れたでしょ"。
そんなことないのに....少しだけ落ち着いた自分がいる。

それでまた、"メディアの力"がチラつく自分がいる。

ギョンスみたいに....

自分の名前汚してでも...JuNを庇いたいって気持ちが
悪い方悪い方へと勢いを増していった。

でもそれは自分がラクしたいだけなのかもしれない。