秋桜37 ページ7
校内の見回りをしていたらヤケに剣道の道場が騒がしかった。
可笑しいな。今ホームルームの時間のはずだけど。
眉に皺が寄る。
確か今日は6月19日…あ、下旬じゃん。
確か原作が始まるのもこのぐらいだった気がする。
雲『恭葉、道場に行かないの？』
うん、行かない。
主犯は大体わかるから…でも。
恭葉「罰ぐらいは与えてもいいよね」
僕は携帯を取り出し草壁に連絡する。
ワンコールで出た草壁に剣道の道場に風紀委員を向かわせるように言った。
恭葉「主犯者と共犯者には反省文を5枚書かせて」
哲《わかりました！！失礼します》
草壁の返答を聞いてから通話終了ボタンを押す。
ふと後ろの方に気配を感じ振り返れば男3人衆がいた。
僕はその不良3人衆の前で立ち止まる。
恭葉「君達、こんな時間まで何してるの？ホームルームの時間はとっくにすぎてるよ」
「あ？ちょっと邪魔なんだけどー」
「別にぃ…寝坊しちゃってぇ」
「朝から風紀委員長様に会うとかマジ最悪ぅ」
…こいつら、僕が女だからって馬鹿にしてるのかな。
「つか風紀委員長様こそどうしてここに？」
「もしや風紀委員長もサボり？」
「サボっちゃダメじゃない〜」
“ も ”ってなんだ。“ も ”って…
いつの間にか僕の周りを取り囲む不良共。
三人だったのがいつの間にか六人になっていた。
雲『恭葉、問答無用で咬み殺せ』
元からそのつもり。
ドガガ、と両端にいた男を蹴り上げる。
ドサッと倒れる二人に逆上した男四人は襲いかかってきた。
僕は仕込みトンファーを取り出し地を蹴る。
数分もすれば不良は伸した。
恭葉「口ほどにもない奴ら」
僕には理解しがたいよ。
どうして数で勝てると思ったのかな。
数は優勢でも僕以上の強さがないと意味ないのに。
草壁呼ばなくちゃな…めんど。
せめて少し動けるぐらいまでに攻撃をおさえとけばよかった。
ｼﾞｵ『こいつら…生きてるよな？』
雲『ムカつくけど生きてるよ。ムカつくけど』
“ ムカつく ”二回言った…
草「委員長。こちらにいたのですね」
前から歩いてくる草壁に
「あ、ちょうどよかった」と一言。
恭葉「こいつら頼んだ」
草「え？あ…はい」
恭葉「僕、町の見回りに行ってくるから」
草「承知しました。いってらっしゃいませ」
踵を返す僕はそのまま町の見回りへと向かった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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恋歌 - 面白い!!!!!更新頑張って！！！ (2017年7月16日 9時) (
レス) id: f72f544e96 (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 待ってました！ジョットさんと雲雀さん、恭葉の三人(？)のトリオが好きです！もっと雲雀さんが恭葉にデレ... あ、いやナンデモナイデス (2017年3月20日 7時) (レス) id: f2bd6f6292 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 更新、応援しています！ (2017年2月12日 11時) (レス) id: b678ce8ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 今日読み始めました。そしたら、おもしくて最後まで読んでしまいました！更新、頑張って下さい！ (2017年2月4日 16時) (レス) id: bc585550e9 (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも陰ながら作者様の作品を楽しませていただいています！無理しない程度に頑張ってください！応援してます!!ヽ(*´∀｀)ノ (2017年2月1日 0時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
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