秋桜34 ページ4
グランドを走り抜け真っ先に向かうは入学式が行われているであろう体育館。
っ、校歌が流れ始めた。
校歌が流れた…
という事はそこまで式が進行しているという事。
在校生の言葉はもうこの次だ。
在校生…つまり僕の言葉が待っている…急がなくては。
僕は体育館の裏口から入って外履きから内履きの靴へと履きかえる。
派手な登場は好まないがこれは致し方ない。
「続きましては風紀委員長 雲雀恭葉様からです」
教師の言葉と同時に僕はバンッと目の前の扉を開く。
一斉に生徒はこちらを見る。
好奇、恐怖、嫌悪…
それぞれの視線を浴びるが特に気にせずにステージに上がると新入生諸君は一気に騒めき出す。
クルッと踵を返し教壇にあるマイクを手に取る。
ちょうどマイクの電源はオンになっていた為、そのまま話し始めた。
恭葉「並盛中学校、風紀委員長雲雀恭葉。
まず始めに新入生の諸君、入学おめでとう。
この学校に入ったからには今から言う三原則は守ってもらう。
一つ、校則はしっかりと守る事。
二つ、僕の前で風紀を乱す 乱そうとしない事。
三つ、僕の前で群れたり面倒事を起こさない事。
やった場合は徹底的に咬み殺す。
つまりこのトンファーの餌食になるから、そこんとこだけ覚えといて。以上」
トンファーをチラ見せしてからポイッと群れてる教員共にマイクを投げステージから降りる。
体育館を後にしようとする僕はふと一人の男子生徒に目が止まった。
ツンツン頭の茶髪少年。
昔、迷子になってたところを話しかけたような気がする。
確か名前は沢田綱吉、だっけ？
うわ、もう入学してくるシーズンだったの？
んー…って待てよ？彼がここにいるって事は…
恭葉「……この6月下旬か…原作開始は」
はぁ、今までのんびり気ままに委員長してきたのになぁ。
面倒臭い事が沢山起こりそうで考えるだけで頭痛くなってきた。
小さく息を吐くとパチリ、と沢田綱吉と目が合った。
……まあ即座に逸らしたけど(僕が)。
雲『恭葉、いつまでここにいる気？応接室に帰ろうよ』
…ん、それもそーだね。
ジオ行くよ……ってジオ？
沢田綱吉を凝視しているジオに誰にも聞こえない声で名を呼べば『あの子はオレの…来孫か？』と聞いてくる。
その質問は後で答えてあげる。
けど今はとりあえず恭の機嫌が急降下してるからここから去るよ。
心境を察したのかジオはコクリと頷き僕の肩の上に乗った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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恋歌 - 面白い!!!!!更新頑張って！！！ (2017年7月16日 9時) (
レス) id: f72f544e96 (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 待ってました！ジョットさんと雲雀さん、恭葉の三人(？)のトリオが好きです！もっと雲雀さんが恭葉にデレ... あ、いやナンデモナイデス (2017年3月20日 7時) (レス) id: f2bd6f6292 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 更新、応援しています！ (2017年2月12日 11時) (レス) id: b678ce8ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 今日読み始めました。そしたら、おもしくて最後まで読んでしまいました！更新、頑張って下さい！ (2017年2月4日 16時) (レス) id: bc585550e9 (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも陰ながら作者様の作品を楽しませていただいています！無理しない程度に頑張ってください！応援してます!!ヽ(*´∀｀)ノ (2017年2月1日 0時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
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