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秋桜54 ページ24

はぁ。


口から漏れる息は白い。




今は2月の中旬。
一昨日の夜から降り始めた雪はいつの間にか並盛町を白く染めた。



町の見回りをしていた僕は群れてる奴らや風紀を乱してる奴らに冬でしかできない特別な方法で咬み殺している。


雲『恭葉、そろそろ帰るよ。鼻が赤くなってる』

ピタッと足を止めた僕は小さく頷き方向転換して並中へと向かった。





・・・
恭葉「……何あれ」



並中に着いての第一声がそれだった。


仕方ないよ……僕の視界に亀が映ったんだから。



しかも途轍もなくでかい亀。
ゴ○ラぐらいあるんじゃないの?あれ。

しかもデカい亀がいる方角はグランドの方だ。


なんかあの亀、見た事あるな……なんだったっけ?


はて?と首を傾げる僕に『それより』と恭は眉を顰める。


雲『行かなくていいの?』


……行くってどこに?…って消えた。
バダーン、という音が聞こえたから倒れたんだろう。


確か亀は今の時期は冬眠してるんだっけ?


雲『どこにって……グランド以外ある?』


えー…行かなくてもいいと思うよ。
だって面倒事レーダーが反応してるし。


こう、ピコピコっと。


雲『とにかく行け』



……もう、横暴だなぁ…
恭、そんなんじゃモテないよ。


雲『モテなくていい。群れるのは嫌いだから』

恭葉「ふぅん…」

恭らしいと言えばらしいけど……

ふと恭が大人になった時の想像をする……独身そう。


原作の未来の恭は独身だったからな、多分。
まあ…それはそれで面白…じゃなくて寂しそう。

雲『何が面白そうだって?』

恭葉「いや、別に」



それより笑顔浮かべるのやめて。
顔は笑ってても目が笑ってないから。


雲『話は後でじっくり聞くから。今はグランドに行きなよ』



……話をじっくり聞いた後、殺傷能力抜群の物を投げてきそうで怖いんだけど。


……ジオに助けを求めようかな。

なんて考えつつ、僕は言われるがままにグランドへと足を運んだ。

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恋歌 - 面白い!!!!!更新頑張って!!! (2017年7月16日 9時) (レス) id: f72f544e96 (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 待ってました!ジョットさんと雲雀さん、恭葉の三人(?)のトリオが好きです!もっと雲雀さんが恭葉にデレ... あ、いやナンデモナイデス (2017年3月20日 7時) (レス) id: f2bd6f6292 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 更新、応援しています! (2017年2月12日 11時) (レス) id: b678ce8ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 今日読み始めました。そしたら、おもしくて最後まで読んでしまいました!更新、頑張って下さい! (2017年2月4日 16時) (レス) id: bc585550e9 (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - 続編おめでとうございます!いつも陰ながら作者様の作品を楽しませていただいています!無理しない程度に頑張ってください!応援してます!!ヽ(*´∀`)ノ (2017年2月1日 0時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:稔白ニャンコ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年2月1日 0時

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