秋桜09 ページ9
ーー翌日。
恭葉「ふあぁ…」
眠くなるような日曜日の今日。
欠伸を一つする僕は町を散策していた。
どこに何があるのかぐらい把握しとかないとね。
にしてもここ…正真正銘の並盛町なんだ。
アニメや漫画よりも実体がある。
頰を撫でるように触れる風。
近くにパン屋でもあるのだろうか…香ばしい香り。
遠くから聞こえる八百屋や精肉店の活気ある声。
アニメとは違ってリアリティのある塀や家や人。
再度自分はリボーンの世界にきたのだ、と実感した。
はあっ…と息吐く僕はふと見上げる。
その時に雲雀さんと目が合った。
雲『…何?』
いや…雲雀さんってやっぱ鳥頭なんだなって思っ…
…危なっ!!
いきなり石を投げてくる雲雀さん。
それを辛うじて避ける僕は口角を引き攣らせる。
雲『聞こえなかったな…恭葉、もう一回言って。
僕がなんだって?』
いや言ったら殺す的な目をしてるのに言えるわけないでしょ。バカなn…ごめんなさい。
さっきより少し大きいサイズの石を手に持つ雲雀さんに即座に謝罪した。
もうやだ…雲雀さん怖い。
少し項垂れていると近くの公園から微かに声が聞こえた。
……なんだろ?
不思議に思って近付いて見るとツンツンと特徴的な髪型をした茶髪の男の子が公園のベンチで「おかあさん」と言いながら泣いている。
あ、あの特徴的なサイヤ人みたいな髪型は……
思わず後ずさった僕は悪くない。
雲『…あの小動物は昔も小動物だったんだね』
そうみたいだね。
…にしても雲雀さんが他人に興味持つとかあるんだ。
雲『僕を何だと思ってるの?』
正直に言っていいの?
雲『言え』
物投げつけない?
雲『返答次第』
……
恭葉「迷子かー…」
目をそらしつつ話をそらせば雲雀さんの眉が寄る。
お願い、それ以上は聞かないで。
僕として自分の命は大切にしたいから。
雲『はぁ…声かけないの?』
え?かけると思ったの?
雲『別に…かけないならかけないでいい。
ほっとけばいいからね』
うーん…そう言われるとほっとけないんだよなぁ。
雲雀さんの卑怯者。
そう言われると声をかけなきゃいけなくなるじゃん。
本日二度目の息を吐き僕はツンツン茶髪少年に近付いた。
恭葉「ねえ君、迷子?」
声をかければビクゥと跳ね怯えた表情でこちらを見る。
?「だ…だ、れ?」
まぁ普通はそうなるよね…
恭葉「…まあモブ1とかモブ2とかの認識でいいよ」
?「…ふぇ?」
茶髪少年はキョトンとする。
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リボーン大好き - うひゃー…大分しばらくの間リアルが忙しくて見てなかったらすんごいところまですすんでるぅ…雲雀さん大丈夫多分馬鹿にはしてないよ(:^V^:) (2017年9月13日 8時) (レス) id: d41cc77319 (このIDを非表示/違反報告)
稔白ニャンコ(プロフ) - プリンさん» ありがとうございます!!そう言っていただけると幸いです!! (2017年7月18日 19時) (レス) id: 86cc88116a (このIDを非表示/違反報告)
稔白ニャンコ(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2017年7月18日 19時) (レス) id: 86cc88116a (このIDを非表示/違反報告)
プリン - 面白いですよ!!!! (2017年7月16日 13時) (レス) id: f72f544e96 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌 - 面白い!!!!!更新頑張って!!! (2017年7月16日 13時) (レス) id: f72f544e96 (このIDを非表示/違反報告)
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