秋桜27 ページ27
直「窓ガラスはどうします？」
恭葉「窓ガラスは業者に頼むからいいよ」
直「わかりました」
恭葉「班の編成はそちらに任せる。その間、僕は何をすればいいの？」
草「はい、委員長には書類をしてもらいたいのです」
……書類？
恭葉「書類作業って普通校長がやるものでしょ？」
なのになんで
直「ええ…本来なら校長や教師がやるもの。
ですがそれは
ここ並中では風紀委員がやる事になっています。
それは初代風紀委員長から決まっている事」
……初代風紀委員長…？
って事は僕の時は何代目の風紀委員長なんだろ…
直「ただハンコやサインするだけなので委員長でも出来るかと」
え"…何その簡単な作業。
それでいいの？
なんて言っててもやるっきゃないし…
恭葉「わかった」
コクリと頷けば草壁は笑みを浮かべ
「班を作り次第、整備を始めますね」と一言。
直「あ、その前に応接室にご案内いたします」
恭葉「ん」
ーー応接室
ガラガラと引き戸を開ければ改装したかの如く綺麗になっていた。
直「委員長の為にここを風紀委員総出でリフォーム致しました」
そう言って草壁は窓を開けると心地よい風が応接室の中へと入る。
フワッと桜の香りがした。
恭葉「…そう。案内ありがとう」
僕は帰りたいときに帰るから、と告げれば
「それでは失礼します」と頭を下げ草壁は応接室を後にする。
山積みになった書類を見つめ小さく息を吐く。
書類がある執務机に近付いて一番上にある書類を手に取り目を通した。
確かにハンコぐらいで済みそうな書類だな。
ふわっと浮いていた恭が降りてきて書類を覗き込む。
雲『わざわざ簡単な書類を用意してくれたみたいだね』
ｼﾞｵ『…草壁直矢とやらは優しいのだな』
雲『恭葉、出来そう？』
その返答としてコクリと頷く。
恭葉「出来るよ。判子押しぐらいなら」
雲『判子と朱肉はその引き出しにあるから。
夕方までまだ時間がある。それまでにこれ終わらせて』
……いや無理だろ。
山積みにされた書類何個あるか知ってる？
雲『3つ』
……
恭葉「なんでそんな堂々と言えるの？」
雲『こんなのいつもしてる書類よりは少ない方だよ』
…風紀委員長ってどんだけ大変なの？
社長が座るような椅子に座り引き出しから判子と朱肉を取り出した僕は少し風紀委員長になる事を後悔した。
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リボーン大好き - うひゃー…大分しばらくの間リアルが忙しくて見てなかったらすんごいところまですすんでるぅ…雲雀さん大丈夫多分馬鹿にはしてないよ(:^V^:) (2017年9月13日 8時) (
レス) id: d41cc77319 (このIDを非表示/違反報告)
稔白ニャンコ(プロフ) - プリンさん» ありがとうございます！！そう言っていただけると幸いです！！ (2017年7月18日 19時) (レス) id: 86cc88116a (このIDを非表示/違反報告)
稔白ニャンコ(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2017年7月18日 19時) (レス) id: 86cc88116a (このIDを非表示/違反報告)
プリン - 面白いですよ！！！！ (2017年7月16日 13時) (レス) id: f72f544e96 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌 - 面白い!!!!!更新頑張って！！！ (2017年7月16日 13時) (レス) id: f72f544e96 (このIDを非表示/違反報告)
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