秋桜22 ページ22
母さんめ…逃げるように去りやがって。もしや僕が断るのを察したのか？
はぁ、と息を吐く僕は立ち上がる。
そんな僕をソフィーは心配そうに見上げた。
ソ「大丈夫ですか？恭葉様。もしお嫌なら私が代わりに不良共を始末しておきますけど…」
始末って…
恭葉「平気だよ」
ソ「ですが…」
恭葉「この一件は僕に任されている。
だから僕がやらなくちゃいけない。
…他の誰でもない、僕がやらなくちゃ」
ここで何もしないわけにはいかない。
本当はとっても面倒くさいけど…
めっちゃやりたくないけど…
母さんには色々お世話になったわけだし…
まあ、その恩返しだと思えばやらなくもない。
恭葉「5分後、正門前に集合ね」
ソ「はい」
部屋を出た僕は真っ先に自室に向かう。
雲『恭葉、怪我一つしたら咬み殺すからね』
…え？
恭葉「脅し？」
ｼﾞｵ『雲雀恭弥なりの気遣いじゃないのか？』
雲『そんなわけないじゃん』
恭葉「そーだよ」
恭が誰かを気遣うなんて地球が真っ二つに割れるほどありえな…ってフォーク投げてこないでよ。
4本のフォークを投げてくる恭。
それを避けながらも回収する。
雲『……当たりなよ』
当たったら痛いじゃん…っと自室に到着。
襖を開け机の上にある短く畳まれたトンファーを手に取り正門前へと歩く。
ｼﾞｵ『恭葉、もしもの時はオレが助けるからな』
恭葉「もしも…なんてないよ」
面倒事を起こした挙句、それの尻拭いをしなくちゃいけない僕の気持ちなんて考えてないであろう草食動物共を
そうだよ。
そもそもそいつらのせいで今の並中はこうなっているんだから責任…とってもらわないと。
恭葉「ふ、ふふふ」
ｼﾞｵ『……恭葉、怖いぞ』
超直感で僕の心境を察したのかジオは引き攣った表情を浮かべるのに対し
雲『恭葉って根に持つタイプなんだね』
呑気なことを言う恭。
ｼﾞｵ『ここは穏便にいかないか？』
雲『何、甘いこと言ってんの』
恭葉「そうだよ。本当なら三途の川を見せてやりたいぐらいさ」
ｼﾞｵ『
恭葉「前言撤回。三途の川を少し見るだけで死にはしないさ」
ｼﾞｵ『いや、少しでもダメだろ』
気にしない気にしない。
それからソフィーと正門前で合流し並中へと向かった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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西 - この方角に福があるはずです
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リボーン大好き - うひゃー…大分しばらくの間リアルが忙しくて見てなかったらすんごいところまですすんでるぅ…雲雀さん大丈夫多分馬鹿にはしてないよ(:^V^:) (2017年9月13日 8時) (
レス) id: d41cc77319 (このIDを非表示/違反報告)
稔白ニャンコ(プロフ) - プリンさん» ありがとうございます！！そう言っていただけると幸いです！！ (2017年7月18日 19時) (レス) id: 86cc88116a (このIDを非表示/違反報告)
稔白ニャンコ(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2017年7月18日 19時) (レス) id: 86cc88116a (このIDを非表示/違反報告)
プリン - 面白いですよ！！！！ (2017年7月16日 13時) (レス) id: f72f544e96 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌 - 面白い!!!!!更新頑張って！！！ (2017年7月16日 13時) (レス) id: f72f544e96 (このIDを非表示/違反報告)
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