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品田拓海の秘密.1 ページ7

「おっはよー!拓海〜」
「うわ、ゆい飛びついてくんな!」

大きな声で挨拶をしながら拓海の元に飛び込むゆいを拓海は支えつつ呆れた声を出した。

「う〜〜はらペコったよ〜〜」

通学路を歩きながらゆいがぐ〜っと鳴ったお腹を押さえる。

「いや、家を出るギリギリまで朝飯食ってただろ。」

朝から拓海のツッコミが冴えわたる。

「そういえばさ、拓海って最近誰か…女の子と仲良いの?」

少し先を歩いていたゆいが振り返る。

「ん?どういうことだ?」

拓海は思い当たる節がないのか首を傾げてゆいに尋ねた。

「この前お昼休みに拓海を見つけて声をかけようとして、
いつもだったら声をかける前に拓海が私に声をかけてくれたのに
その日は私に気づかなくって!」

ゆいは大きく身振り手振りをしながら説明をする。

「で、不思議に思って後をついていったら屋上に入る扉の近くに女の子が立ってて、
拓海、その子とお話して屋上に出て行ったでしょ?」

拓海はドキリと肩を動かした。

「ゆ、ゆい。その会話の内容は聞いていたか?」

恐る恐るゆいに尋ねる。

「ううん!遠すぎて聞こえなかったよ!」

そう言ってにぱっと笑うゆいに拓海は胸を撫で下ろす。
それもそうだ、拓海とAが話しているのは目の前にいる彼女、ゆいなのだから。

「え〜どんな話してるのか気になる!」
「近い!!」

ゆいが拓海の肩にぴったりとくっつく。
顔を赤く染めた拓海は苦し紛れに顔を背けてゆいを引き剥がした。

品田拓海の秘密.2→←菓彩あまねの懸念.4



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Lynn - ラピスさん» おぉ、フィナーレ戦まで行きましたね。この調子でブンドル団である夢主(自分)をさらに強めにして下さい。後、この小説も作者さんの事も大好きです。 (12月18日 16時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» では、無理ない程度新しくストーリー更新お願いします。このシリーズハマりましたよ!もう設定も、そのまま固定で大丈夫です。 (9月19日 9時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» なら、そのままで大丈夫です。CV追加まで頼んだ自分が申し訳なかったです。 (9月10日 9時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
ラピス(プロフ) - Lynnさん» すみません、自分声優には詳しくなくて…CVは決めれないんです。申し訳ありません…。 (9月9日 22時) (レス) id: 5ef9e0ac96 (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - ラピスさん» いえいえ、見てる自分も嬉しい限りなんでね。あ…プロフィールのとこに、CVつけて下さい。CV決まったら載せるのをお願いします。 (9月9日 14時) (レス) id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラピス | 作成日時:2023年4月2日 17時

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