クラスメイトなきみが最推し (ページ16)

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「えー、じゃあ……ですね、」

次の日、

先生の合図で、帰る雰囲気になったときだ。

「ちょーっとまったぁぁ！！」

ばんっという机をたたく音と、ぎぎっという椅子をひく音、そして、クラスメイトのどよめきや笑い声が、教室に響き渡る。

竹中くんと七宮ちゃんが前へでてきて、その手には、作り物の花で作った花束と色紙があった。

こころなしかニヤニヤしてしまっている気がする。2人ともかわいすぎかて…

担任の先生と、副担任の先生に渡すと、教室は拍手で包まれた。

先生は2人とも嬉しそうな表情をしていた。

緊張が安堵へ変わる。よかった…。

家へ帰ると、速攻竹中くんからグループへメッセージがくる。

かわいいね、うん。

クラスの方にも、色紙を買いに行った5人の方にもメッセージがきていた。

それを返して、安堵の息をつく。

よかった、よかった…

次の日からの春休みは、みんなに会えないからか、2週間ほどのはずなのに長く感じた。

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