なぜか高身長のイケメンが家に通ってる。【srp】 (ページ5)

今日:10 hit、昨日:49 hit、合計:14,239 hit

≫2話ページ5

なんとか授業も終わったし、今日はバイトも休み。あとは抱き枕が届くのを待つだけ。

夜ご飯作って待っておこう。まぁ、あんまりお腹すいてないから少しでいいけど。抱き枕が届いたら今日は早く寝よう。

夜ご飯を作っている途中、インターホンが鳴る。
宅配だろう。時間も丁度いいくらいだし。

『はーい。今出ます〜』

扉を開けると、宅配のお兄さんが箱を持って立っていた。
それにしても、この宅配のお兄さん背がとても高い。スポーツマンだったのだろうか。少しガタイもいい気がする。

「あ、お届け物でーす。ここにサインお願いします」

『あ、はい……どうぞ』

「……確かに。こちら荷物です」

『ありがとうございます』

爽やかな笑顔で荷物を渡してくれたお兄さん。
少し大きい箱けど重くないし、早く持って入ろう。
そう思いながら、箱を持って入ろうとしたら、お兄さんが綺麗な瞳でこちらを見ていた。

「……あの」

『えっと？どうされました』

「……いえ、失礼しますね」

『はぁ……』

変な配達のお兄さん。
ただ、綺麗な顔はしてたかもしれない。
目を惹き付ける様な綺麗な瞳は、あのお兄さんだけのものだろうから。

また、何か頼んだ時、あのお兄さんだといいなぁ。
だって、久しぶりに色を見た気がするから。